アスリートコンプレックス、あると思います。

佐々木尽勝ったね!!とホクホク半分、またぶんぶん丸になっていることに懸念半分な僕ですが。

自分が本当に好きだなと思える格闘技を始めたのは30歳を過ぎてから。
身の丈の納得感を得るために必死だった日々も落ち着き、
今は技術の向上を目指しながら仕事と家庭優先の日々を送っている。

………

そんな日々を過ごしていた今年度、
異動者にインハイ経験者とスポンサー契約経験者がいたことを知る。

インハイ経験者のやり切った感からくる(であろう)
ニュートラルな雰囲気や、

スポンサー契約者の、高いレベルでの挫折からくる(であろう)
「自分なんてまだまだですよ」という、
くっそ有能な上から謙虚に、

心がざわつく日々を送る小さき者はだぁれだぁい??

私だよっ!!!!

………

一つのことを追い求めるリスクと厳しさにびびって、
幅広く70%できるという無難な着地点に落ち着いた僕にとって、

100%を目指した人たちは本当に眩しく、
同時に劣等感を覚える。

もう試合に出ることはしませんといったものの、
体型や体力を維持できる最低限の節制を行っているのも、
燻っているからなのは自覚している。

腹筋が6つに割れていようが(自慢)、
体脂肪率が一桁だろうが(自慢)、
ちょっと面がよかろうが(関係ない)、

体型を維持すること、
それとは別に自分が学生時代熱心に取り組んでいた趣味を手放すor一線から退く決断を出来たヒトが羨ましい。

………

経験を積んで予想外の出来事が少なくなった分、
色々なことにこなれただけで、
僕のメンタルは結局弱いまま。

知識としてメンタルトレーニングのノウハウを知ったとて、
それを自分が一番欲するもので実践する日は今のままじゃ訪れない。

高いレベルを知った者が、
後から知識を得て過去の答え合わせをすることはできても、
その逆は非常に厳しいものである。

若い頃の無為に過ごした時間を思い出しては、
「くそ、何故俺はあんな無駄な時間を…(ポカリ缶かつーん)。」

と、詮無きことをずるずるずると考え続ける日々なのである。

※その思考が嫌で過去試合出場を決断し、
折り合いをつけて引退したはずなのに、気付いたらまた同じ位置に立っているのは何故なのか。
回るのは時代だけでなく人生もなのか。
久保田利伸はこの気持ちをメリーゴーランドにのせて歌ったのか。

この日記のオチは見つからないままである。

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