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データから「熱量」を読み解くためには

本日のテーマは「データから“熱量”を読み解くためには」についてお話しします。

データの本質的な価値とは?

データ(例えば生活者の行動ログや購入履歴、SNSでの発信など)の価値というのは数値的な事実を集計できるということだけではありません。その行動と傾向から、対象である生活者の意思決定のプロセスや認識など、分析を行うことでその「思考」を浮き上がらせることができる様になります。もちろん客観的な情報を取り出すことは重要ですが、同時にそこで活動している人たちの「熱量」を捉えることがデータの本質的な価値になります。

どの様なケースで「熱量」を読み解くのが大事なのか

例えば、あなたがとある商品のマーケティングを担当しているとしましょう。その際に過去の販売データをもとに、売り上げの予測を行っています。あなたは担当者としてその予測のみでマーケティングを行うことができるでしょうか?

おそらく難しいのではないかと思います。その商品やサービスを特定の人たちに届け、価格以上の満足を得てもらうためには、

  • sどの様なタイミングでその商品を知るのか

  • その商品をいつどこで手に取ってもらえるのか

  • その商品をどの様なシチュエーションで使うのか

  • その生活者が所属するコミュニティはどの様なものか(繋がりで商品購入が強化されるか)

  • どの様なことに価値を感じているか

などなど、多くの変数が掛け算となってその後のマーケティングのアクションを変える必要があります。そのために、「データを活用したマーケティング」というのは単に数値を可視化したりするだけではなく、上記の様な生活者の動きや意識など、
「マーケターの想像力を補完するため」に分析を行う

ことが重要になってきます。

どのように「熱量」を読み解くのか

データから「熱量」を読み解くためには「ファンの視点」をおさえていくことが重要です。

より商品やサービスのこと、さらに言えばその事業と生活者がより強い力でつながっていくためには、生活者の「思考」や「熱量」を読み解き、「マーケターの想像力を補完する」のがデータの役目です。

  • データから「熱量」を読み解くためには「ファンの視点」が重要

  • 「担当者も商品・サービスのファンである」「ファンひとりひとりの行動ストーリーに着目する」こと

データはその性質から客観的な印象を持たれがちであり、実際に多くの人がその様にデータを扱っていますが、最終的に生活者に価値を届けていくためには企業側も「熱量」を届ける必要があり、その際に生活者の「熱量」をしっかりと捉えていくことは、データをマーケティングに活用していくためには必要不可欠となります。

ぜひ一度チームでもそれぞれの「熱量」について話し合ってみてはいかがでしょうか。


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