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240906 夏休み明け 取り組み始めたこと

1学期だけの予定だった学級担任 ワケあって継続の契約
夏休みが明けて 学校に活気が戻った時間を過ごすと
ギアをぐっと上げて 取組を教室に持ち込んだ自分がいる

そうか…「誰かに引き継ぐ」という前提で
自分の色を残さないようにしていたんだな
面白い発見

夏休み明けに取り組み始めたことのひとつが
「クラス会議」を丁寧にスタートすることだ


クラス会議を取り入れたくなったのは…

これまでも活発に意見を出す学級だったのだけれど
そこには自己主張が色濃く 共存共栄みたいな相手意識が薄くて
もうちょっと面白い協働性とか自治性みたいなものを
このコミュニティで見てみたいと思って…

クラス会議の基本は…

上越教育大学の赤坂真二先生のご著書に詳しい
その理論編はこれに尽きる

クラス会議についての考え方が丁寧に書かれた1冊
興味を持った時に一度読み、活用したいと思うたびに
部分読みを重ねて来た

始めていく中で 読み返すと
クラス会議の基本や 初読の時との見え方の違いが起こると思う
必携の一冊

シンプルに教室で始めていった1冊

そんな理論を踏まえながら
教室での具体的な導入をシンプルな事例で紹介していたのが

タイトルの通り、短い時間での導入事例がいくつかあり
部分的に取り入れたり 簡単なプログラムを入り口にするとか
小出しに教室に取り入れるのにとても役立った

今、丁寧に取りいれたいと思った時の1冊は

買って読んでいなかったこの本を夏休みに読んだ

前半は心理的安全性についてアドラー心理学との関連を
丁寧に解説されていて この辺は夏休みという
じっくり読める時間に向かい合えてラッキー!と思えた

もちろん 始めようと思ったその時にも
大事な背景として踏まえやすい理論なのでいつ読んでもOK

後半は「クラス会議」を定常的に始めるための
基本的なルールや考え方の「体験的理解」のためのプログラムデザイン
これを数時間かけて重ねる…というお手本が書いてある
その1・2時間目をしたのが今週だった

始めるにあたって

プログラムデザインがとても丁寧なので
その通りに実践したいと とても慎重になった
かつては勢いでやっていたけれど
どうしても「最初が肝心」と思ってしまう

珍しく 久々に ドキドキしながら準備した
プログラムデザインの一言一句やその要点を
何度も読み返し 箇条書きでメモしながら臨んだ2時間目
学級のルールが 短い時間で学級の言葉でまとまりホッとする

クラス会議の要は何なのか?

ドキドキして準備したものが安堵で終わる
そのギャップは何なのか
書籍や実践にあるように
学級の「自己決定」にあるのではないかと思う

ホッとしたのは 学級のみんなの意見で
自分たちのルールを決めたことにあるのではないか
そしてその時の表情が何だか穏やかに見えたからだろう
そう 大事なことは「自分たちで決める」ということなのだろう


ちょっと…いや、随分とドキドキしたけど
大きく一歩進めてよかったな と思う


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