法学者・法曹による選択的夫婦別姓早期実現共同声明

2021年1月29日に発表した「選択的夫婦別姓早期実現共同声明」に関する記事を公開して…

法学者・法曹による選択的夫婦別姓早期実現共同声明

2021年1月29日に発表した「選択的夫婦別姓早期実現共同声明」に関する記事を公開しています

最近の記事

最高裁大法廷令和3〔2021〕年6月23日決定の紹介と分析

2021年6月23日、最高裁大法廷が選択的夫婦別姓を認めない現在の法律を「合憲」とする判断を示しました。選択的夫婦別姓制度の実現を求め署名活動にご協力くださった皆様には残念な結果になってしまいましたが、違憲判断をした裁判官の考え方や論理には今後どのようにして制度化を目指すべきかのヒントも含まれていると考えられます。 この記事では、署名呼びかけ人のひとりである立命館大学教授・二宮周平による、法学的観点からの解説を掲載いたします。  2021年6月23日、最高裁大法廷は、民法7

    • 4月16日署名手交のご報告

      立命館大学法学部教授・二宮周平より報告書を公開いたします。 4月16日17:00から上川陽子法務大臣に、大臣室にて犬伏、棚村、二宮が共同声明・賛同署名(法学者333名、法曹761名合計1094名)を手交しました。二宮が趣旨説明をし、犬伏が署名した法学者・法曹の多様性(年齢、性別、専門)、早期実現を願う切実な声があったことを紹介し、棚村が家族の多様性を踏まえた法制度改革の議論が進行中であり、選択的夫婦別姓もその一つであることを指摘しました。  これらの説明を受けて、上川法相は

      • 4月9日署名手交のご報告

        4月9日11時半から12時まで、丸川大臣に、法学者・法曹による「選択的夫婦別氏制度の早期実現を求める」共同声明文と賛同署名簿を手交するため、面会を実施いたしました。 手交に参加した慶応大学名誉教授・犬伏由子と早稲田大学教授・棚村政行の報告書を掲載いたします。 慶応大学名誉教授・犬伏由子 報道陣も多数集まり、丸川大臣の「選択的夫婦別姓制度」実現に対する考え方についての高い関心の表れと思われます。 丸川大臣との面会では、共同声明に対する賛同署名活動に取り組む経緯を簡単に披露

        • 日本学術会議公開シンポジウム「同姓/別姓を選ぶ権利~市民と学術の対話から~」(4/17)ご案内

          選択的夫婦別姓の早期実現を求める法学者・法曹共同署名の呼びかけ人でもある二宮周平(立命館大学教授)・床谷文雄(奈良大学教授、大阪大学名誉教授)も登壇する公開シンポジウムが開催されます。 イベント概要日時:2021年4月17日(土) 13:00~17:00 場所:オンライン(Zoom、要予約・先着500名) 参加費:無料 申込:下記リンクもしくはチラシ中のQRコードからZoomのウェビナー登録を行ってください。 ※画像のQRコードは画像が荒い場合がありますので、下記QRコー

        最高裁大法廷令和3〔2021〕年6月23日決定の紹介と分析

          2月10日署名手交のご報告と二次募集について

          (2021年4月1日追記)記事末尾の追加募集署名数を更新しました。 2月10日(水)12:00から16:00頃まで、下記の順序で各政党に共同声明と賛同署名を手交しました。(以下、訪問順) 社会民主党 福島みずほ党首 沖縄の風 伊波洋一代表 、高良鉄美幹事長 日本維新の会 串田誠一議員 公明党 古屋範子副代表、大口善徳法務部会長、竹谷とし子女性局長 日本共産党 小池晃書記局長 、田村智子政策委員長、倉林明子ジェンダー平等委員会責任者、穀田恵二国対委員長、井上哲士議員

          2月10日署名手交のご報告と二次募集について

          共同声明に関する各社報道

          【2021年4月17日追記】2021年4月16日の手交の様子を報道していただきましたので追加しました。 テレ朝news 2021年1月29日の記者会見開催を受け、報道各社様に本声明を取り上げていただきました。記事へのリンクを一覧にしております。把握漏れなどあれば「お問合せ」よりご連絡いただければ追加いたします。 弁護士ドットコム 朝日新聞 ドコモニュース(朝日新聞より配信) 共同通信 以下、共同通信より配信 47News 東京新聞 信濃毎日 沖縄タイムス 熊本日

          お問合せについて

          本活動(法学者・法曹共同声明)についてのお問合せは下記フォームより承っております。ご回答にお時間をいただく可能性もございますがご了承くださいませ。

          2021年1月29日 記者会見の様子

          法学者・法曹による選択的夫婦別姓早期実現共同声明は、2021年1月29日にオンライン記者会見を実施いたしました。 記者会見の様子はこちら。 2021年3月7日まで、ご賛同署名の二次募集を行っております。ご賛同いただける方は下記のページよりご署名お願いいたします。

          【終了しました】ご署名の追加募集について

          (2021年4月7日追記)法務大臣・男女共同参画担当大臣への手交が4月9日に決定いたしました。これに伴いご署名の追加募集を終了させていただきます。たくさんのご賛同・ご協力をいただきありがとうございました。 法学者法曹共同声明は2021年1月27日をもって賛同者署名を締め切りました。ご協力ありがとうございました。 共同声明及び賛同署名を上川、橋本両大臣へ手交する予定ですが、その日程は緊急事態宣言解除後になりました。そこで、賛同署名の第2次募集を行うことにしました。署名の第1

          【終了しました】ご署名の追加募集について

          【共同声明全文】「私たち法学者・法曹は、選択的夫婦別氏制度の早期実現を求めます」

          選択的夫婦別氏制度は、生来の氏名と、その下で築かれてきた生き方や人格を大切にしながら、夫婦・家族の絆を作り上げることを望む人々に、その道を開くものです。夫婦の氏が同じか別かということと、夫婦や家族の絆の強さとは無関係です。家族の形態や生活のスタイルが多様化しつつある現在の日本では、氏名に対する個人の思いを尊重し、かつ、夫婦や家族の絆のあり方の多様性を認める制度として、夫婦同氏を望む人には同氏を、別氏を望む人には別氏を選ぶことができるという選択的夫婦別氏制度が必要だと考えます。

          【共同声明全文】「私たち法学者・法曹は、選択的夫婦別氏制度の早期実現を求めます」