天の川

今日は七夕。
子どもの頃から織姫だ彦星だ
天の川だと絵本などを読んだ知識で
知ってはいたものの
天の川すら見たことがありませんでした。
今日は晴れていたけど
外に出て空を見上げてみても
天の川は多分見えません。
街中から空を見上げてみても
回りが明るくて
星が見えないのです。

20代後半くらいに
オフロードバイクを買って
林道の近くのキャンプ場で
夜空を見上げて初めて
それが天の川だとわかりました。
それまで天の川を見たこと
もしかしたらそれと認識したこと
がありませんでした。

初めて見た天の川は
それが天の川だと直ぐには分からず、
満天の星空にかかっている雲を
おかしいと思い、
今晴れている事と合わせて
雲がかかっているはずがない
という認識の果てに、
薄っすらと白くかかったように見える
白い雲のようなものが
天の川だと、
私の想像力が目の前の現実に追いつくまで
分からなかったのです。

“あれが天の川だよ。”
なんて教えてくれる人がいたら
なんの苦労もなかったのでしょうが。

あの白い雲が
無数の小さな星が集まったように
見えることでできるなんて。
しかもあの小さな星はすべて恒星。
完全に人の想像力を超えています。

織姫と彦星のお話は、
前漢の時代の文献から
確認出来るとあります。
時を超えて様々なストーリーが
生まれてきたのでしょうが、
二人の召し物は
古代中国の格好のまま
今でも生き続けているのでしょうか。


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