いかをさばく

昨日お隣からいかを頂きました。
ご主人は釣りが趣味で
時々捕れたばかりのいかを頂きます。
新鮮で貴重なんですが、
魚介類には素人で
いかをさばくのも大仕事です。

これまでは家内がやってくれていたので、
そのつもりだったのですが、
今回は“ いかはさばけますか? ”
と聞いてくる。
この本に書いてある。
と言わんばかりに
料理本のページを広げて見せて来ます。
まるで自分はしたことがないような
雰囲気です。
やった事ないから
面倒くさいなと思いましたが、
重い腰を上げていかを取り出しました。

生き物に手を入れるのは
年を取る毎に気が重たくなります。
子どもの頃は等しく残酷な事して
遊んでいました。
大人になると虫一匹も
殺したくなくなります。
人は皆、年を取ると
慈悲深くなるのでしょうか。

そんな私がいかをさばくなんて。
まあ、もう死んでいるのだから
あくまでも食材だと思って。

本にある通り、
胴の中に指を入れて
ぐるぐると回します。
内蔵を取り出して、うんぬん。

思ったより簡単に一杯さばけて
しまいました。
二杯めに入ったところで
家内が声をかけて来ます。
“ あっ、以外と上手だねぇ。 ”
この一言は危険です。
人を得意げに持ち上げて
次回から私の担当になった事を意味します。

結局、8杯ほど全部さばいてしまいました。
さあ、
ペスカトーレにするか、
シーフードカレーを作るか
アヒージョに入れてみるか。
ん~、今夜はお酒が美味しそうです。

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