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パフュウム



右の指に
きみ匂いが残って

朝が来るのは
どんな季節でも憂鬱で

自分の闇を吐き出したら
きっと
空が闇に染まる

駄々をこねる みたいに
言葉が欲しくて
求めた


好きだよ


待ってるからね


煩い位に
囁いて欲しかったんだ


崩れそうなぼくの
微かな拠り所

きみの声
胸で眠る夜の
心臓の音
首筋をなぞる指

背中にくちづけ


果てる刹那の呻き声
すらも

ぼくを繋ぎ止める鎖


ぼくは
其れに

安堵していたんだ






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