Folie
大きな想いの塊
が
なにかにぶつかって
飛沫と成る
元はひとつだった筈の
欠片の端々に
絶対だった
好き
の
言葉
弾けてしまえば
もう
元には戻らない
唯
ひらりと見えるだけ
過ぎた日
の
幸せたち
素直
で
ひたむき
で
貪欲
ずっと
ずっと
内に秘めた狂気
唇に乗せたことはない
指先で
闇を隠して
言葉を紡ぐ
光など無くなれば
そうしたら
闇すらも消えて
何も感じずに
唯
果てるまでの時間を
消化出来る
対なるふたつ
など
全て無くなればいい
目に映るもの
端から
総て
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