自分が欲しいもの
は、
自分だけでは手に入らない。
だから、
誰か
に気づいてもらおうと、
自分が欲しいもの
を渡し続けてきた。
でも、
自分が欲しいもの
なんて、
返っては来なかった。
片時、
やっと、
自分の欲しいもの
が手に入ったかと思うと、
それは、
嘘まみれで、
脆くも崩れる。
所詮、
叶わぬことなのだ。
それ以上に、
手にすることが出来ないなら、
自分に関わる、
誰か
に配ろうとしていたこと。
配り続けたこと。
それが間違いだったのだ。
否、
正確に言うならば、
それ自体が自分の、
感違い
だったのだろう。
きっと、
誰も、
そんなものは欲しくなかったのだ。
当に、
愚かな考え。
一人になる度、
思い知り。
さみしさ故繰り返す。
愚かさ。
あたかも、
底の無い昏い海に沈む。
掴めるものの無い感覚。
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