MBA留学生が語る英語学習について

新型コロナウイルスの影響で、「いつもより少し時間ができた」「この期間で何か新しいことにチャレンジしてみたい」と考えていらっしゃる皆様もお多いかと思います。そんな皆様におすすめしたいひとつが英語学習です。

今回は、私のこれまでの英語勉強の経緯について少しまとめて紹介したいと思います。

社会人になるまで

私はいわゆる純ドメ(日本生まれ日本育ち)で、社会人になるまでずーっと国公立の中学、高校、大学で英語を学んできました。英語は特別に得意だったわけではありませんが、どちらかというと好きな科目でした。

はじめて海外に行ったのは、大学2年の夏のイギリス1ヶ月間語学研修。この経験が今の私を作ったとも言える非常に刺激的な1ヶ月でした。飛行機で10時間ぐらいフライトしてようやくたどり着いた場所に、日本とは完全に異なる文化が形成されている街を目の当たりにして、頭では分かっていてもとても不思議な感覚を持ったことを覚えています。そのとき、「将来は海外で活躍できるような仕事につきたいな」と漠然と思いはじめました。

とは言っても、この1ヶ月で英語力が伸びたわけでもなく、大学在学中に受けたTOEICはマックス650点程度で、全然喋れないし聞き取れないレベルでした。

社会人になってから

グローバルに事業展開している日系企業に就職したのですが、たまに海外案件をかじる程度で、特に普段は英語を使う業務は担当していませんでした。

ただ、配属された部署の方針で入社5年目に海外のグループ会社で1年間研修できる機会がありました。これまた非常にありがたい経験でした。派遣先は英語圏ではありませんでしたが、欧州で1年間海外暮らしをすることで、いかに自分の英語力が不足しているか痛感することができました。この時業務にほとんど貢献することができず悔しい思いをしたことが、今の私のモチベーションにつながっていると思います。

だいたいこの頃で出発前TOEIC800点、帰国後850点程度でしょうか。言いたいことは片言でなんとか伝えられるレベルかなと思います。

MBA派遣

詳細についてはまた別記事で記載したいと思いますが、たまたまラッキーなことにMBA留学する機会を得ることができました。海外大学院では、TOEICではなくTOEFLやIELTSと言った留学生向けの英語試験でそれなりの点数を取らないと出願することすらできません。私の場合、派遣許可が得られたのち、急ピッチでTOEFLとIELTSの勉強をスタートさせ、最終的には今通っているビジネススクールを含むいくつかの学校から合格をいただくことが出来ました。

英語力としては、MBA派遣の社内申請時にTOEIC900点、約1年半後の出願時でIELTS Overall7.0でした。

現在とこれから

MBA生活も1年がすぎ、英語力もさぞ伸びたかと思いきや、正直言ってまだまだです。講義など事前の予備知識と予習などで背景知識があるトピックの場合はそれなりについていけますが、それでも手を挙げて発言するには相当の勇気や準備が必要です。また、ネイティブ同士の若干スラングが混じった会話になると、何を言っているか全くついていけない時は往々にしてあります。

ですので、私の英語学習にまだまだ終わりはなくまだまだ続きます。今もアメリカにいて、学校はすでに夏季休暇に入っていますので、この休み中も怠けることなく、少しづつでも英語学習を続けていこうと考えています。

まとめ

帰国子女でもない限り、日本人にとって英語はあくまで外国語ですので、英語をマスターすることは簡単なものではありません(ゴールは皆様一人一人違うと思いますが)。それでも段階を踏んで成長することはできますし、学べば学ぶほど自分の視野が広くなっていく気がしています。

在宅勤務や外出自粛で、何か新しいことをはじめたいなーと思っている方はぜひ英語学習を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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