【短歌試作10首】位置情報短歌
【前置き】
「what3words」という位置情報システムがあります。
と公式サイトに書かれているように、3語でピンポイントに位置を指定できるシステムです。
アメリカの企業によって開発されたものですが、現在は日本語版も実装されています(宣伝じゃないですよ)。
たとえば「忠犬ハチ公像」の場合、
このようになっています。
平易な単語と具体的な場所がいちいち紐づいているのは、利便性を抜きにしても、なんだか面白い状態ではないでしょうか。スリーヒントクイズや、落語の三題噺も彷彿とさせられます。
今回は、特徴的な場所のwhat3wordsをもとに、
その3語を詠み込んだ短歌を作ってみようと思います。10首あります。
【実作】
①富士山
②東京タワー
③雷門
④栃木・群馬・埼玉の三県境
⑤海芝浦駅のホームの端
⑥真実の口
⑦ギザのピラミッド
⑧チャレンジャー海淵
⑨エベレスト山
⑩経度ゼロ・緯度ゼロ地点
【どうだった?】
場所の折り込まれた単語、を折り込んだ短歌、いかがでしょうか。
単語が多いうえに場所の文脈もあるので自由はかなり制限されますが、それはそれで独特な「作らされている感」がありました。
最後に、鴨川シーワールドの
「シャチショーで最後にシャチが舞台に乗り上げ、決めポーズを取るあたり」
を調べてみたのですが、
この3語には足すことも引くこともできませんでした。
以上です。プライバシーに気を付けつつ、みなさんもやってみてくださいね。
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