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オンライン授業あの声やこの声が

はじめに

ワタクシが担当したきた東京大学大学院理学系研究科「生物統計学」(修士課程大学院生対象)では,毎年レポート提出によって成績評価をする.初のオンライン授業となった今年度も先日レポート課題を出題したので,受講生からメールでレポートがぽつぽつと届き始めた.

課題レポートの最後に講義に関する感想や要望を記入する欄を設けた.提出締切の7月22日(木)までに集まった感想を,個人情報が特定されないよう適宜編集した上で下記に転載する.初のオンライン授業に対するさまざまな “声” に耳を傾ける.

受講生の感想コメント

新しいテーマに入るときの導入が毎回親切で、具体的な数式を理解する上でとても役に立ちました。オンライン講義となってしまいましたが、Rの実習は円滑で、全く問題なかったと思います。
特に不都合はありませんでした。大人数の授業で、受講者が一方的に話を聞くという状況であれば 、オンライン授業で全く問題ないと感じました。もし、少人数で受講者どうしの議論やグループワークが必要になる場合は、少し工夫が必要になるかもしれないと感じました。
基本的に授業を受ける上で不⾃由に感じることはありませんでしたが、強いて⾔えば画⾯を⾒ているだけだと、やはり受け⾝になってしまいがちで集中⼒を保ちにくいと感じました。(通信量の問題で現実的ではないですが)学⽣も顔を⾒せるのがデフォルトの⽅が緊張感が⽣まれて良いような気はしました。
例年と違いオンライン上での講義ということで、いつもと違う準備が必要だった三中先生からしてみれば大変だったかもしれませんが、学生としてはzoomの機能が上手く使われていて非常に受講しやすかったというのが正直な感想です。画面共有によりRの操作は視覚的に理解しやすく説明の途中でどこを指しているのか、何の操作をしているのかといった点で混乱することなくついていくことができましたし、復習する際にもzoom録画を視聴することができ非常に便利でした。

また、内容についても、統計の基礎的な考え方の理解に重きを置き、コードを書くことよりもRcmdrなどを使いながらデータを処理して何の操作をしているかの理解を重視したコースで学んだことで、内容の理解に集中でき、データに対する向き合い方の基礎的な部分について気づけたことが多くありました。

改善点については、些末な点になるのですが、スライド資料にRの簡単なコードを授業内容と対応付けて示していただけると、後に復習するときにさらに学習効率が高まると思いました。
初めての試みだったので、色々と戸惑うところもありましたが、大学院の講義はこういう形のほうがやりやすいかなとも思いました。講義を聞いてよくわからなかったところを、後でもう一度視聴して復習することができたのも、内容の定着にとても役になったと思います。
大変分かりやすく、大変有意義な授業でした。受講して良かったです。SLACKだけでなくITCLMSでもアナウンスがあったのが大変助かりました。また、授業予告と授業内容のまとめなどもまとまっており、復習がしやすかったです。授業内で休憩をとってくださるので、集中力がほどよく続いて受講しやすかったです。何か不具合が起こったときにすぐに対応してくださるのがありがたかったです。個人的には先生の著作の『統計思考の世界』を配布してくださったので授業の理解に大変助かりました。

もし、改善していただきたい点があるとすれば、授業のPDFが重たいことが多かったのでスライドもまとめたもののみパラパラ漫画のようになっているものは、要素が全部入っている最後の1枚のみを授業用スライドとしてアップロードしていただけると大変助かりました。
対面の際にどういった形式だったのかはわかりませんが,私はオンラインのこの形式はとても取り組みやすかったです。画面共有のおかげで実際に分析やプロットをする際のコードなども見やすかったですし,録画があるので見直しによって内容を確認できるのもとてもありがたかったです。休憩をはさんでいただけるのもありがたかったです。突然のオンライン化にもかかわらず,うまく講義を組んでくださりありがとうございました。
講義全体の感想については、毎回先生が平易な言葉で丁寧に説明してくださるので、とてもリラックスして講義に臨めましたし、非常にわかりやすかったです。私は今まで卒論などにRを使ってきましたが、Rコマンダーをちゃんと使用するのは初めてでした。思っていたよりもずっと便利で驚きましたし、先生が自明に使用されているような操作、便利な技を丁寧に説明してくださるのでとても勉強になりました。これからも様々な場面で自分自身活用したり、学部生向けにTAをする際にも使ってみたりしたいと思いました。ただ、モデル選択以降の内容については、もう少し深く知りたい、Sセメスターだけの講義では足りない、もっと学びたいと思いました。

講義のスタイルについては、オンラインの講義は喋る側もそうだと思うのですが、もちろん聞く側も、画面をずっと見つめているのは大変疲れることですから、25分ごとに休憩をとっていただけるのはありがたかったです。毎週講義の時間が楽しみでした。違うセメスターでも先生の講義があれば是非受講したいです。本当にありがとうございました。
全体的にわかりやすく、ためになる授業でした。授業録画はとてもありがたかったし、ペースも問題ないです。ただ、課題は最後にまとめてではなく、毎週簡単なRの実習を出してくれると有難いです。Rの操作方法を結構忘れてしまうので。
オンライン講義でネット回線不安定の場合はありますが、後で講義動画が見れますので特に不便を感じません。強いて言えば R の同じ統計モデルの違うパッケージまたほかのツールの間の差についてもう少し知りたいです。
【感想】
対面でもオンラインでも105分通しでの授業は集中することができないので、インターバルがあったことは非常にありがたかった。
オンラインの方が、教室まで行かなくて良いのと、先生のR の画面が見やすいということがあり、快適に授業を受けることができたと感じられた。
駒場の基礎統計の授業では検定などの計算手法をあれこれ習ったが、何を目的に統計をやるのかということも、教わったはずの計算手法すらも理解できないまま終わってしまった。今回改めて統計を学び、計算以外の部分(実験計画法・データ可視化の重要性)を教わったことで、数理モデルの意味を含めて統計を理解することができた。
農業試験場のデータを用いて実習が行われたが、自分の分野でよく用いられるデータに対してはどのように解析すればよいのかを想像しながら実習を受けていたので、今後の研究に活かせそうな授業になった。
【改善点】
映像・音声が途切れることが2,3度あった点。接続が途切れると前後の内容がわからなくなってしまうので、そのあたりが唯一の改善点であると感じた。(Zoom の問題、ネットワークの問題なので改善は難しいかもしれませんが、、、)
概念的な部分を丁寧に説明して頂いて、わかりやすかったです。個人的には、何度かトラブルもありましたが、その問題についても丁寧に対応して頂きありがとうございました。
講義の録画が復習に役立ちました。また、直接質問はしませんでしたが、演習で起きた不具合も全員で共有できる形(slackのチャンネル)で解決してくださったため助かりました。改善点として、復習時にどのデータをどの講義で使ったのかがわかりにくかったため、実習データのファイルを講義の課題ごとに分割していただけるとわかりやすかったかもしれません。
1回の講義を3分割にして間に休憩を入れて下さるのは、受講生側としては講義に集中できるので良いと思いました。また各回の講義の録画を見返すことが出来たので、通信の調子が悪く音声がきれいに聞こえなかった箇所やよく分からなかった点を復習でき、学習の助けになりました。

ただしオンライン講義の特性上仕方がないことだとは思いますが、講義中、zoomの画面と講義のpdfファイル、R、Rコマンダー、RStudio を表示させておかなければいけない点がやや煩雑だと感じました。講義の内容に関しては、今まで聞いてきた統計の授業よりも統計学の概観や目指すところがつかみやすく、興味深く受講できました。ありがとうございました。
講義の構成が(25分+10分休憩)の3セットになっているのは、授業の最後まで集中することができてとてもよかったです。昨年までどういう構成になっていたのかはわかりませんが、対面形式の授業でもいくらかのインターバルがあると受講生は助かると思います。
この授業で初めてRコマンダーの存在を知りました。Rコマンダーであれば、データファイルの読み込みやヒストグラムや箱ひげ図などの描画をとても簡単に行えたので、これからの研究生活でも積極的にRコマンダーを使っていきたいと思いました。
今学期の授業がオンラインで実施されるに伴って、普段活動するキャンパスなどの制約を受けず、自分が受講したい授業を受講することができました。そのような意味では、オンライン授業という環境にとても感謝しています。また、生物統計学の授業は、対面式の授業と変わらない快適な環境で受講することができました。これも三中先生や東京大学のご準備のおかげだと思います。本当にありがとうございました。
他の講義では、オンラインで行われることに関してトラブルがいくつかありましたが、この講義では不便だと思うことはほぼありませんでした。もともとPCを使う講義なので、zoomの画面共有機能を使うとより分かりやすくなることもありますが、先生がslackを使ったり、itc-lms を頻繁に更新してくださったりと、不便がないように気にかけてくださったからだと思います。ありがとうございました。録画のURLを公開してくださったのもとてもありがたかったです。レポートを書くときに、理解が曖昧になっているところを見返すことができたので、とても勉強になりました。
講義が始まった当初は、オンラインであることで、パソコンのトラブルなどがあった際にすぐに助けを求めることができず、講義の進⾏についていけなくなるのではないかという不安がありました。しかし、Slackで講義と並⾏してご相談できたり、講義後にスクリーンショットを使いながらトラブルに対応していただいたりと、⼿厚いサポートのおかげで、通常の講義よりもかえって受講しやすかったです(対⾯で三中先⽣の講義を受けたことがないのでなんとも⾔えませんが、対⾯で受けた他の統計演習の講義よりもスムーズでした)。また、録画が利⽤できるという安⼼感から、ソフトの操作を覚えることよりも、講義の内容を理解することに集中できました。
突然のオンライン講義であったにもかかわらず、三中先⽣には⽣物統計学の授業を⼤変よく準備していただいていると感じました。Rを⽤いた実習ということで、⽣物統計学の授業はオンラインとの相性が良かったのだろうと思います。画⾯録画のURLを共有していただいたことで、あとから⾒返すことができて⼤変役に⽴ちました。オフラインでの従来の対⾯講義ではこのように過去の講義を⾒返すことはできないので、その点もオンラインのいい所だと思いました。

個⼈的には、Rを⾃⾝の研究で使っているので、Rのスクリプト等についても深く学べるかもと淡い期待を抱いてこの講義を受講したという⾯もありましたが、Rコマンダーを⽤いた実習ではあまりRスクリプトは登場しなかったのでその点は少し残念でした。ただRスクリプトから教えているときっと受講⽣にフシアワセが起こりまくって時間がかかりすぎるのでしょうね…。セメスターにわたってためになる講義をありがとうございました。
この講義を通して,データをどのように扱えば曖昧な主張をしなくて済むのかについて考えることができました。また実験計画法の講義を受ける中で,これまで実験計画を立てる際にはどのようなコントロールを設定すれば正しい対照実験が成り立つのか,ということについてばかり注目していたことに気がつき,統計学的にも正確な実験区を設定することが重要であることを痛感しました。

105分は長く,集中が苦手な者には辛い講義時間ですので,途中で休憩を入れていただけたのは非常にありがたかったです。また,Rの操作やエラーの対応も細やかに行っていただき,大きなトラブルなく動かすことができました。オンライン講義については,特に通信障害もなく,操作の説明を聞きやすい点,録画を後で見返せるため復習しやすい点では非常に分かりやすかったです。ただ,やはり目が疲れますし,自宅での受講となるため,対面での方が講義に集中しやすいように感じました。とはいえ,今まで持っていた統計学の印象よりも,イメージしやすくとても面白い講義でした。ありがとうございました。
オンライン講義については、特に⼤きな不具合もなく、快適に受講できました。講義の内容については、各統計⼿法の⽬的意識や統計学の中での位置付けについて詳しい説明がいただけたことがありがたかったです。特にベイズ統計学の位置づけについては⾮常に理解が深まりました。
とてもわかりやすい授業でした。特に意見はありません。曼陀羅という表現は好きです。生物統計学で仏教用語を使う先生に出会ったのは2人目で、その方も直感を大事にしてわかりやすい説明をしてくださる方でした。
非常に有意義な授業をありがとうございました。初めはオンライン講義ということで、途中で実装で詰まって置いていかれたらどうしようかと不安だったのですが、実際には非常に丁寧でじっくり時間をかけて授業をして頂いただけでなく、slackを利用して授業時間外にも質問をする体制が整っており、安心して授業に臨めました。個人的にオンライン授業で良かった点は三点、「スライドや実装画面などが見えやすいこと」、「先生の声がクリアに聞こえること」、「自宅にいるためディスプレイを併用して実装を併走しながら授業を行えたこと」です。

また、オンライン講義特有の問題に対する改善点は特にないのですが、一般的な問題として一点だけ失礼致します。具体的には、windowsとmacで個別の説明をする際に、windowsで詳細に説明してmacで軽めに説明して次の話題に移り、macでの実装・設定が間に合わないことがありました。その後すぐにキャッチアップすることができたので、大きな問題ではない上に、授業時間の制限により難しいかとは思いますが、少し時間をとっていただければ幸いです。
PC上で操作を行う授業だったのでオンラインで全然問題なかったです。むしろ録画を見直したり、自分のペースで振り返れたのでよかったです。
統計を今まであまり触れてこなかったのですが、数学的な話が少なく理解しやすかったです。この授業で習ったことは今後の実験で役立てたいと思います。オンライン授業特有のことかもしれませんが、一つの画面上でRとzoomを開いていたのでzoomを見ながらRを作業することが難しかったです。zoom見てRを操作して、という状況だったのでRが重いなどの要因で一度おいていかれると次の作業を何するべきか追いつけなかったことがありました。
実験計画法など、きちんと学ぶことが、これまでなかったのですが、なんとなく使用していたRの各機能や設計が、いかに統計学に根ざしたものかに気づき、新鮮な気持ちで学習できました。オンラインでの学習は特に不自由なく、個人的には快適でした。
講義有難うございました。講義を通して統計学に関する理解と操作が深まったのでとても有難かったです。オンライン講義に対する感想としては、このように実習付きの科⽬だと機械の不具合なのか⾃分の操作が悪いのか分からなくて気軽に質問できず(性格の問題もありますが)、より気軽に質問できる対⾯講義に⽐べると解決に時間がかかったのでそれは私としてはデメリットだったと思います。でも、録画ビデオを公表していただいたことで講義中では理解できなかった部分も何度繰り返し⾒ることができたので、復習や課題をする際に理解を深める上でとても役⽴ちました。対⾯授業だと通常録画はないのでこの点はメリットだったと思います。
Rの使い方、統計の理論ともに非常にわかりやすく勉強になりました。オンライン講義で良かった部分として、授業後に復習しやすい点がありました。特に、コンピューター上での操作は、授業の流れの中で、自分自身も操作しながら、操作手順をメモするのが難しく、メモをし損ねた部分を再度復習出来るところは、オンラインならではのメリットだったのではないかと思います。時間の都合上、難しい面もあるかと思いますが、オプションの選択理由を詳しく説明していただけたら、ユーザーとしてRを利用出来るようになれたかと思います。授業では、今回の解析だったら、このまま実行してくださいや、ここを変更してクリックして下さいという説明があったと思うのですが、実際自分自身がユーザーとして使う際に、どのようにオプションを選択したのかがわからないと、自信をもって使うことが出来ないなと思いました。R全般の使い方がわかる本などがあれば紹介していただけると、今回の授業をベースに統計を使いこなしながら研究を進められると思いました。
授業動画の録画をITCLMSにあげてくださったのは、体調不良等やむを得ずその時間に見れない時にも学習できる上、復習もしやすかったのでとても助かりました。特に不満な点はありません。このご時世がいつまで続くかは分かりませんしあくまで一個人の意見ですが、授業動画の録画についてはオンラインかどうかに関わらずあると復習しやすいのではないかとは思います。
Rの扱いを体系的に学べて非常に参考になりました。これからの研究生活の助けとなるような授業をして頂き、非常に感謝しています。Zoomによる遠隔授業がスムーズすぎたため、従来のスタイルの授業はどうやっていたか想像もつきません。遠隔授業ですと私のような柏の学生も気軽に授業に参加できるので、来年以降もコロナに関係なく、zoomでやって頂けると喜ぶ学生がいるということを頭の片隅にでも入れていただければ幸いです。
まず、非常にスムースでわかりやすい講義を本当にありがとうございました。とても受講しやすかったです。ビデオを見ながら作業ができるので、むしろ対面よりやりやすかったかもしれません。録画があって色々と確認しやすかったです。たまにインターネット接続が不安定になって接続が途切れてしまうことがあったのは少し困りましたが、その点も録画が非常に助かりました。講義の流れが秩序だっており、段階的に理解を深めることができました。Rでの実習は視覚を含め、感覚的に理解をすすめることに非常に役立ったと思います。自分が実際に扱おうとしているデータの扱い方を考えると、どのようにどこから手をつけていいかわからなくなってしまうので、しっかりとした理解を行うためには実地経験を積むことが必要であると感じました。
オンラインでの実施でしたが、講義と実習ともに時間をつくって頂けたので解析の内容と手法の両方を理解しながら受講を進めることができました。また基本的にPCを使いながらの受講になるのでむしろオンラインの方がスムーズな気がしました。休憩時間も多くとって頂けたので目への負担も少なくてよかったです。
⾃分のPC(Mac)でのRcmdrの動きがとても遅く、講義内での実習について⾏けなくなることがありましたが、講義の録画を⾒返すことができたので、焦らずに講義を聞くことができました。なお、Rstudio から Rcmdr を開いた場合には動きが速くなることに気づき、途中からは問題なく取り組むことができました。統計に関して「計算ばかりでよく分からない」といったイメージが強かったのですが、統計学の原理から学ぶことができ、さらにその説明も視覚的に分かりやすくかったので、なるほどと思いながら講義を受けることができました。また、もう少し速いスピードで講義を受けたいと思いました。
講義中にこまめに休憩を入れたり,slackで毎回授業のアナウンスをしたりと丁寧な印象を受けました画面共有のおかげでRstudioを迷わずに使用することができかつ,異なるキャンパスでの受講がしやすいことからオンラインでの講義でよかったと思っています.ベイズ統計やMCMCの理解が追えていないので,また録画を見直す予定です.
授業を準備していただきありがとうございました。Zoomの録画機能で後から復習しやすかったこと、画面共有でRの実習が見やすかったことがとても良かったです。一方で、Rの実習については慣れるまで時間がかかったので、復習も兼ねて練習問題などがあるとより嬉しかったです。
オンライン講義全体の感想としては、後で復習がてら録画を見直すことが出来るので、特にこのような情報系の授業では、大変助かりました。時々接続が切れることがあったと思うので接続トラブルが無くなれば更にスムーズに授業が進むようになると思います。
オンラインでの講義でしたが、⾳声は基本的に聞き取りやすく、内容も分かり易かったです。授業中のRの操作で困ることはありませんでした。
講義は⾮常に分かりやすかった。また、授業の録画が⾮常に復習に役に⽴ちました。アップロードありがとうございました。
夏学期の間こ指導くださりありがとうこざいました。事前配布資料だけでなく、slackを用いた連絡や講義録の共有、録画データの公開、小休憩の取り入れによって、他講義に比べ非常に効率よく有意義に学ぶことができたと思います。目線の高さを気にされている点や、携帯端末を用いて学生と同じ接続環境をつくり、ネット接続の不安定や画面共有トラブルなどにもいち早くお気づきになられていた点が、他の先生方にはみられない工夫であり大変安定した環境で授業を受けさせていただきました。ネット環境については各個人の問題でもあり、今後のオンライン授業においても完全な解決は難しいと考えられるので、三中先生が実践されていたような、ネット環境とは別の場所での対応や工夫が重要なのではないかと感じました。
統計学の難しい部分をうまく具体例に落とし込んで説明してくれていて非常にわかりやすかった。録画が残るという方式も、たびたび繰り返して基本事項を確認するのにとても良かった。もし可能であるならば、研究の際に振り返りなどしたいため、授業の動画をできる限り長くitc-lmsに残しておいてくださると非常にありがたいです。
新しい概念の説明に入る前にそれのイメージの話があるおかげで理解がしやすかったです。オンライン授業については後で気になった部分を何回も見ることができて生徒としてはむしろこちらのほうが良かったように思います。
三中先生の講義は結論から言えばかなり良心的であったように思います。
・slackの導入——これにより、対面の時と変わらず(むしろ対面以上に気軽に質問できるようになったひともいるかもしれない)質問できる機会が確保されたのは本当に助かりました(結局1回も利用しませんでしたが、こういう場が用意されているというだけでだいぶ安心して講義にのぞめました)。また、連絡をitc-lmsだけでなくslackでも行うことで、itc-lmsがダウンしたときの保険にもなるなと感じました(これについては本当は大学側が努力すべきで、各先生方にslack開設・運用の手間や負担をかけるべきではない事項だとは思いますが)。また、対面ならば最悪、授業が終わってもその場で質問したり、解決しなければ研究室などへ場所を変えて話をしたり、ということもあるかもしれませんが、オンラインだと授業時間が限られており、質問によってスムースな進行が妨げられてしまい時間内に先生方が話す予定の講義内容を話しきらない、という授業もありました。これもslackで質問を後日対応できるのならば回避できるなあと感じていました。
・休憩時間の導入——申し訳ありませんが、105分授業はやはり長いです。ほかの皆さんがどうなのかはわかりませんが、私はどうしても60分前後で集中が切れてしまいます。そのため、こまかく休憩をはさんでいただけるのはとてもありがたかったです。また、授業を聞いていて少し調べたいことが出てきた際に、休憩時間を利用して調べてみる、ということもできました。
・その他——話が上手だなと聞いていて感じました。早口だと何度かおっしゃっていましたが、そこまで感じませんでした。たとえ話がわかりやすかったですし、図やイラストなども効果的だったと感じています。また、twitterもフォローしましたが、蒐書日誌と料理の写真が個人的に好きです。これからもツイートをよろしくお願いします。
講義の録画を必要に応じて⾒返すことができたため復習が容易で、⾮常に便利でした。
講義内容に関してはかなり分かり易く感じました。統計学はほとんど初学者であり、どこから学べば良いか分からない状態でしたが、ヴィジュアルと言葉で丁寧に説明していただけたので、初めて統計学に親しみが持てました。授業が重複していたため、授業にリアルタイムで参加することは出来ませんでしたが、受講して良かったです。授業内容はまだ理解出来ていない部分もあるため、公開期限が来るまでに、これからも動画を視聴して復習させていただきます。改善点は、授業内容に関するものは特にありませんが、動画をオフライン環境でも視聴できれば嬉しいです。それでは12回に渡り講義していただきありがとうございました。
~講義内容に関して~
この講義では主にRコマンダーを⽤いて統計分析をしたが、⼤学院の講義ということで実学に寄せているはずであるのにRコマンダーが今後本当に実⽤的なのかという疑問が残った。実際に研究、仕事において統計解析をする場合には、GUIを売りにしているRコマンダーでは多量のデータを取り扱うことによる反復操作の⼿間や、再現性などの観点で実⽤的ではないように思われる。もちろんプログラミングの授業ではなく統計の授業であるため、Rスクリプトの解説に時間を割くのを避けてのことであることは重々承知している。来年以降もこの講義が開講され多くの後輩たちが受講すると予想されるが、Rスクリプトを⽤いた授業に移⾏するのも⼿ではないだろうか。実際に今回配布されたRスクリプトには丁寧にコメントがつけられているので授業で取り扱うことは⼗分にできると思われる。もちろんやや敷居は⾼くなるが⼤学院の授業なので例え難易度の⾼い授業になっても実⽤に耐えうる⼿法を知ることに重点を置くべきであると考える。

~オンライン授業に関して~
画⾯の共有、⾳声など⾮常にスムーズで最も受講しやすいと思ったオンライン授業であった。画⾯共有時でも三中先⽣が実際に喋っている映像が流れているのも、⾎の通った⼈間の講義を聞いているようで⾮常に⼼地よかった。また私⾃⾝は今回ほとんどSlackを活⽤しなかった。しかし、もしオンラインでなく教室での対⾯授業で他の受講⽣、また三中先⽣とのやりとりがあれば対⾯での交流の延⻑としてSlackをもっと利⽤していたかもしれない。オンライン授業ではなく対⾯授業の⽅がSlackの役割が⼤きくなるのではないかと思う。来年度以降には開講される対⾯授業でもぜひSlackは活⽤して欲しい。
夏学期の講義につきましては全l2回オンライン開催となりましたが,先生のこ尽力もあって大きなトラブルなく受講することができました講義を録画から聴講することで復習に大いに役立てることができましたまた実習の様子を画面共有で詳細に写していただけたことも,Rに不慣れな小生にとってはとてもありがたかったですこの場をお借りしてお礼を申し上げます
講義の感想として、「統計思考の世界」と授業映像をITC-LMSに載せていただけたことが本当にありがたかったです。日によって理解度に差があるため、復習したい点や一回聞いてもあまりわからなかったところをもう一度聞くことができたり、文章で読むことができたため理解を深めることができてよかったです。今まで統計やパソコンが苦手で避け続けていましたが今回講義を受けてから面白いな・深いなと感じたため、Rを使えるようになりたいと思いネットでRについて調べはじめました。苦手な分野であったため、理解できてないところもあると思うので、ITC-LMS の公開期間内に何度か復習しこれから使っていけるようになろうと思います。とても丁寧な講義ありがとうございました。授業内の10分休憩のおかげで集中しやすかったです。改善点は思い当たらないです。お役に立てず申し訳ございません。
今回のオンライン講義は通常の教室の授業に⽐べて受講しやすかったと思います。Zoomの機能で録画でもみることができるので、⽣配信時によく分からなかったときやレポートを作成するときに録画をみながら教科書を読んで考えると、各回の要点を整理して理解できたと思います。また、⾃分は緊急事態宣⾔が解除されてからは授業の時間と⼤学で実験する時間が重なってしまうことが何度かありました。教室から解放された今回の授業スタイルのおかげで、講義をヘッドホンで聴きながら実験をして分からなかった部分やRコマンダーの作業部分だけを後で録画を⾒返すことができて、時間の効率化もできたと思います。改善点は、slackで前回の要点と録画URLをお送りいただく際に、前回しようしたRスクリプト名も教えていただけると復習しやすいのかなと思います。最後になりますが、13回にわたってわかりやすく⽣物統計学の基礎を教えていただきありがとうございました。
オンライン講義であることによる、重大な不便さはありませんでした。ただ、Rstudio や R commandr を操作する際に、zoomと画面を切り替えなければならないのが多少不便でした。25分ごとに休憩が入るのは、内容の区切りがわかりやすく集中力も維持されるので聴きやすかったです。
(先生の問題ではなく自分の問題なのですが)もともと統計学やプログラミング言語の授業を履修した経験が何度もありますが、どの授業でも全く理解できず、苦手意識を持っています。三中先生の授業を最初の何回かはまじめに受けていて、ほかの授業とは違って極力数式を使わず直感的に理解させようという先生の意思が感じられ、私も今回の授業こそ統計について理解できるかもしれないと思ったのですが、この授業は出席を採らず資料や動画もitclmsにアップしてくださっていたので、だんだんと「あとから勉強すればいいや」という考えになってしまい、授業に出なくなってしまいました。

結局、レポートの締め切りギリギリになって焦り始め、統計やプログラミング言語に苦手意識があったことから、どうせ今から勉強しても遅いと思うようになり、授業のスライドや動画で勉強し直す気力もなく、期限内に提出できませんでした。このレポートは、「統計思考の世界」でレポート課題の中のキーワードが載っているページを見たり、検索して見つけた先生のサイトにあった例題の解き方を真似したりしてなんとか書いたもので、ほとんど統計学の内容は理解できていません。

対面授業だったら同じ学科の友達にも毎回会うし、研究室の指導教員にもこの時間は授業があると伝えているため、強制力が働いてもう少し真面目に受けられたのかなと思います。

ただ、授業スライドや動画をネットにアップしてくださるのは復習しやすいので本当にありがたく、対面授業のときもぜひお願いしたいと思ったくらいです(ほかの授業でも、対面授業だとスライドをメモする時間が無く困っていたのですが、オンライン授業になり、スライドをitclmsにアップしてくださる先生がほとんどだったので、復習しやすくありがたかったです)。

統計は今後研究で絶対に必要だと思うので、夏休み期間中に授業動画を見てもう一度学びなおしたいと思っています。最初の数回しか真面目に授業を受けられませんでしたが、先生の授業はとてもユーモアがあり、初心者に優しく、他の統計学の授業とは違うと思えました。ありがとうございました。今年単位が取れなかったとしても来年受けなおします。
講義はわかりやすくて、また独学でRを学ぼうとしていたので、この授業は渡りに船といった感じでした。授業の録画が残っているので宿題をこなす際に復習できた点はすごく助かりました。まだGLM以降に関しては、自分の中で完全に理解しきれていないところがあると感じているのでもう少し講義で学びたかったです。GLM の宿題に関しては自分で自信が持てていないのでSlackかメールでフィードバックしていただけると助かります。
先生のこ尽力によって、普段と形式は違えど、何の問題もなく講義を受けることができました。Rでの実習内容が映像で残るということは、スクリプト単体の何倍もの情報を復習の際に見直すことができ、大変ありがたかったです。また内容に関しましても、一つ一つの処理やモデルの意味等を確認する中で、今まで教科書適り字面でしか理解していなかった点が多くあったことに気づかされました。これから、統計やデータ分析についてだけではなく、どんなことに関しても常に思考を深くもぐらせ、真摯に取り組んでいきたいと思いました。

おわりに

届いたコメントは以上の通りです.感想をお寄せいただいた48名の受講生のみなさん,どうもありがとうございました.

最後に,一学期のオンライン授業を振り返って ——

一般論として,授業の「オンライン化」はもう少し “気楽” にできたのではなかったかと思う.教員サイドはみんなみんな臨戦態勢で短期決戦みたいな緊張感をもってオンライン授業に臨んだと聞く.それと同時に,ものすごく完成度の高い理想的授業を目指して,高すぎる “ハードル” を勝手に設定したあげく,誰も彼もが疲弊してしまったのではないだろうか.さらに,提出課題も頑張って頑張ってわんさか出題したあげく,今度は受講生サイドが当然のことながら疲弊してしまった.ワタクシ的にいえば「オンライン高座」は意外なほど “気楽” に進められたし,zoom録画も無修正でそのまま公開したので拍子抜けするほど手間いらずだった.オンライン授業を長続きさせるには “完璧主義” ではなく “拙速主義” を旨とすべきではないだろうか.今回のオンライン高座を通して見えてきたのは,リアル対面授業のマイナス面ばかりだった.上の感想コメントにも繰り返し書かれているように,オンライン授業をすることで,今までは気づかなかったリアル対面授業の本質的欠点のいくつかが明らかになった.一方,オンライン授業での,受講生からの質問に対する教員のレスポンスの遅さが欠点の一つとして取り上げられる.ワタクシの場合は,zoom チャットなど使ってできるだけその場で返答し,それ以外には Slack と メール,ツイッターなど複数の「窓」を開いた.大事なことだが,受講生からの質問が届いて「数分以内」に返答をするという心がけが教員には必要だろう.何時間も(ましてや何日も)放置し続けるというのはまったくの論外だ.

[2020年7月22日公開|2020年8月4日追加]

先行する姉妹編は下記の通りです(時間逆順):


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