20代30代に伝えたい。なぜクソみたいな会社で働いてるの?転職が頭をよぎったらすぐにやるべきこと3つ。
転職を悩んでる人は今すぐ動いたほうが良い。
「転職すべきだ」と言ってるわけではなく、まずは行動することが大切だと言いたい。
ぼくが実際にやったことや体験談を踏まえて記事を書くので参考になったら嬉しい。
具体的にどう行動するのかというと、
1.就業中の会社の分析
2.やりたい仕事と科学的な適職を考える
3.転職活動をしてみる
最低限これぐらいは今すぐにすべきだと思う。
1.就業中の会社の分析
・将来性はありますか?
・心の安定はありますか?
という2点に尽きる。
1−1.自社の将来性を総合的に分析する
将来性でいうと、そもそも近い未来にその仕事が存在しているかどうかは重要なポイントだ。
たとえば、スーパーやコンビニのレジ打ちなんかはAmazon Goみたいなサービスが普及すれば当然のようにいらなくなるし、保険や銀行の窓口なんかもAIになる。
小売店などはショールーム化してECに購入者を流して、そこで買ってもらって自宅に届けるようになるから、販売員もほぼいらなくなる。(アメリカや中国では実際そうなってる)
また、士業も消えていくだろう。弁護士はAIが瞬時に膨大な判例や法律から判断できるようになれば必要なくなる。
落合陽一さんの2030年の世界地図帳にも書かれているが、AI、5G、自動運転、量子コンピューティング、ブロックチェーンなどの破壊的テクノロジーによって未来がどうなっていくかある程度考えていかなければならない。
もちろん、上記のような将来性だけで判断するのではない。
・自社のブランド力や商品力があるか
・中小企業においては会社の将来を担えるような人材がいるかどうか
・自分自身のスキルを活かせる環境を整えてくれるような上司はいるか
・一緒に働きたいと思える同僚がいるか
など総合的に将来性を判断しなければならない。
一つでも欠けているのなら辞める理由には十分だとぼくは思う。
1−2.心の安定は幸せに生きるために絶対に必要だ
心の安定とは、オフの時間に大好きなことに打ち込めるような心の余裕があることだとぼくは思う。
というのも、たとえば給料が安すぎて好きなことができれなければ論外だし、会社の業績が悪くて不安ばかりが募るような環境も心の安定があるとは言えない。
会社というのは、業績が良い時だけではないのは当たり前だ。しかし、業績が悪くなったときに会社や経営陣の本性がみえる。
業績が悪くなったときに従業員の心の不安を払拭できないような経営者がいる会社にも心の安定は絶対にない。
2.やりたい仕事と科学的な適職を比較する
やりたい仕事の業界分析というのは、もちろん上記のような将来性も大切だが、何より大切なのは”好きなことを仕事にするのはかなりリスクがある”ということだ。
実際、好きな事とそうではない事を仕事にした人の幸せ度は変わらなかったという研究がある。
そもそも好きなことって本当にこの先もずっと好きですかと聞かれて自信をもって「ハイ」と言える人は少ないのではないだろうか。今、アイドルが好きな人は数年後も数十年後も変わらず好きですか?
あとは、自分の適職とは何なのか、というのを客観的に考えたほうが良い。
ブラック企業とはどんな企業なのかという定義も理解した上で仕事をするのは大切だ。
・ブラック企業=長時間労働である
・定時で早く帰れるうちの会社はホワイト企業
というような勘違いをしている人は、ぜひ科学的な適職−4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方を読んでみてほしい。
そして、やりたい仕事と科学的な適職を比較してじっくりと考えてほしい。やりたい仕事が思いつかない人は科学的な適職を選べばいい。
3.転職活動をしてみる
とりあえず、転職サイトに登録してどんな求人があるのか見てみるだけでも良いだろう。
リクナビ、マイナビやエージェント系をおすすめしているサイトはたぶん実際に転職した人が書いている記事ではないとぼくは思う。
リクナビやマイナビはテンプレ化されたような求人が多くあり、人が次々とやめていくから常に求人を出しているお金を持った企業が載っていることが多い。
課金しないと検索上位にでてこないし、そこまでしないと人が集まらないような企業ばかりなのだ。
結構おすすめなのがビズリーチだ。というのも、こちらが履歴や経歴を詳細に書いて、それをみてスカウトしてくるので比較的マッチング度が高い。
私も何件かスカウトがきて面接をしたが悪くなかった。
でも特に注意してほしいのは小企業や約束を守らない人がいる会社だ。「〜までに連絡する」と言っていたのに来なかったり、人事部がなかったりすると、しっかりとした契約を結べないことも多い。
少しでも対応が悪かったり、なんとなく嫌だなとおもったら躊躇なくこちらから蹴ればいい。実際にぼくは一次面接を受けて、面接官がクソだったら合否を待たずにこちらから逆にお断りしていた。
あとは、今どんなにクソみたいな会社に働いていても短絡的に辞めるのは貯金がある人だけにしてほしい。経済的に余裕がなくなると早く働かなければいけなくなるから、選択肢が狭まる。
こういうときのために貯金って必要なんですね。
4.ぼくは転職をして心から良かったと思う
ぼくは2019年8月に会社を転職した。
皮革鞄の卸売をしている会社を辞めて、ECソリューションから物流までをすべてを担っている大きな会社に転職した。
その会社のECソリューションチームに所属してEC関連のディレクションをしている。時には営業戦略やバックヤード、財務の領域まで入り込むことも多々ある。
前職の関係上フルフィルメントも理解しているし、運営の流れやEC担当者や中小企業が悩みがちなポイントも分かっているのでかなり短期間で成果をあげている。
結論から言うと、やりたいことがやれているし、今の環境にはかなり満足している。給与面は少しあがったぐらいだが、正直そんなに気にしていない。一応数年で年収いくらで昇格をするといくらというところまで入社前に話を詰めてあるので比較的安心もしている。
中小零細企業と大企業どっちがいいのかとよく聞かれる。
会社が小さいと人事面があやふやで、経営者が約束を守らないというような事がある。他には明確なルールがないから人によって待遇に差がでるというようなデメリットがあるように思える。
だから、ある程度人事面がしっかりとした会社のほうがぼくは良いと思う。ただし、少数精鋭の理想的なチームを組める場合は小さな組織のほうが理想だとも思っている。
前の会社では6年ほど務めた。たった数年で業績が右肩あがりから一気に下降し、悲惨な状況になりつつあった。
ぼく個人では、EC関連の新規事業や法人営業の新規開拓の売上で他の人よりも間違いなく成果は残していたと思う。誰よりも新規の取引先を獲得したし、新しい事にもチャレンジしていた。
もちろん、業績が悪くなったから辞めたのではない。自分なりに勉強して、全体会議では様々なプレゼンもした。
たとえば、「ビジネスで必要な5つの要素」をもう一度考えませんかというようなことも話をした。
・サービス、プロダクト
・マーケティング
・セールス
・デリバリー
・フィナンシャルマネジメント
このような内容をプレゼンしたのだが、99%の人は理解していなかった。
言葉が通じないのもかなり辛かった。ITリテラシーが低いので、言葉が通じないのだ。わかるような言葉に言い換えてもそもそも概念がわからないので話がわからないのだ。
また、大手アパレルの大口を新規獲得してきても、そのアパレルの会社を上司が知らなかった時はとてもショックだった。
一言でいうと、上司の勉強不足だった。そんな会社で学ぶこともないし、活かせるスキルもないと思った。
業績が悪くても具体的な施策もなかったし、ただただひたすらに環境が悪くなっていった。業績が悪化すると経営者の機嫌が悪くなるので、それが伝わってきて組織の人間関係がギクシャクしてくる。
たとえば、多くのジャンルの商品では原価率はこれ以上さげれない。バックヤードを効率化して利益をあげていくことが現在の主流になっている。しかし、こういった基本的なこともわかっていなかった。
そしてついに、決してやってはいけないところの経費削減をしはじめたのだ。もちろん賞与もカットされた。しかも、賞与カットもその一週間ぐらい前まで知らされておらず、とても不安だった。
にも関わらず、社員旅行を計画しているようなすごい会社だった。賞与をカットされた従業員が社員旅行に行かされるという苦痛さえもわからない経営陣だった。
驚いたのは、その従業員たちさえも「会社が決めたことだから」と納得してしまうようなメンバーしかもはや残っていなかったことだ。常軌を逸していたのだ。
不安な気持ちや心の不安定さがあると、人は正常な考え方や行動ができなくなる。今回の新型コロナウイルスのようなパンデミックに混乱して、異常な行動にでる人たちもその典型だ。
もちろん、このような会社は退職マネジメントができないので退職者から恨みを買うことが多い。
同じ時期にやめた後輩は会社から2ヶ月以上離職票の手続きをしてもらえなかったなんていう嫌がらせも受けていた。
退職マネジメントができない会社は退職者が口コミでよくない噂を流すので、良い人材が集まらなくなるというスパイラルも起こしかねない。
もともとぼくは陸上自衛隊にいた。たった数年しかいなかったけれど、良い上官や同僚にめぐまれて今でも本当に感謝している。
自衛隊はとても組織的だけど、マネジメントはほとんど完璧に近い。退職者に対しても悪いようには絶対にしない。
結局、ぼくのいた会社は経営陣が「自社の強み」を理解していなかったから、どうして売上があがって会社が成長していたのかわからなかったのだと思う。運に身を任せるような会社にいつまでもいるわけにはいかなかった。
ぼくが転職先を選ぶときにはホリエモンの起業して成功する4つの原則を考えた。
・利益率が高い
・在庫を持たない
・定期的に一定額の収入が入ってくる
・資本ゼロあるいは少資本で始められる事業
このような条件をすべてクリアしているの会社はなかなか少ないが、ヒントにはなった。
逆にいうと、一定の収入もなく、利益率が低く、在庫を持っている会社はこれからの時代では危険要素が多い。
今回の新型コロナウイルスによるコロナショックでも危険要素が多い会社が危機になっている。そういう意味でも転職してよかったなと思っている。
転職を考えている皆さんに言いたいのは「とにかく行動しろ、情報を集めろ」だ。ちょっとでも転職がよぎったらとにかく行動してみてほしい。ぼくは情報収集をして、行動できたのでよりハッピーな生活が送れている。
思ったことを日々執筆しています。
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