見出し画像

突然不安で気分が曇る20代後半...クォーターライフクライシス?

私は、去年から1年以上、毎朝30分、業務開始前に中国語のオンラインレッスンを取ってい「た」。

なぜ過去形かというと、今日ちょうどそのレッスンの受講を中止・退会したからだ。

画像2

中国語の勉強を始めたいとずっと思っていたが、コロナ禍で新たな挑戦ということでオンラインレッスンを毎日30分取ることにした。勉強、特に言語や異文化に関する学習が好きな私は、毎日割と楽しく受講していた。

その日も、いつも通り朝9時からレッスンを取っていた。20分くらいを過ぎたあたりで、突然、プチっと何かが切れたような体験をした。「あれ?楽しくない。何のためにやっているのだろう」

今まで楽しくて続けていた中国語の勉強が、いきなり楽しくなくなった。中国語は何のために勉強しているのか、分からなくなった。急に辞めたくなった。

そもそも、中国語の勉強の目的としては、シンガポールに滞在していた時、チャイナタウンで中国語で話しかけられ全く分からず欲しいものが買えなかったこと、そして、中国語を話す人がこんなに多いのか、と身を持って体験してずっと勉強してみたかったからだ。

実際に、今の会社でも中国語を話す人は半分以上いて、学んでいて損はないと思っていた。

私は、高校の時からずっとコツコツと勉強するタイプだった。期限は必ず守るし、むしろ心配だから余裕を持って終わらせたいタイプだ。少しやる気がなくなることはもちろんあったが、ここまでいきなり、かつ、衝動的にやる気を失うことは今まで経験したことがなかった。そして、正直突然続けていたことを辞める自分に罪悪感すら感じている。

思えば、最近、仕事やキャリアに関しても不安で気持ちはいつも曇っていた。仕事が楽しくないわけではない。むしろ、仕事を任せてもらって楽しい。

しかし、仕事をしていれば、1日はあっという間に終わる。気づけば、外は真っ暗。そしてまた次の日が来る。そんな毎日に不安を感じている。

私の20代は、このまま毎日がこのように終わっていいのだろうか。10年後、20年後、振り返った時に後悔しないだろうか。

私は、ずっと海外で働きたいという思いを抱えている。そして、勉強が割と好きなこともあり、海外の大学院でMBAを取得したい、という思いも結構長くある。

コロナでなかなか海外に行けないからかもしれない。大学院に行くことが、自分にとってやりたい事か、100%自信を持って言えないからかもしれない。周りの友達がどんどん結婚していって、自分だけ何も人生の方向が決まっていない感じがしてしまっているからかもしれない。

何が根本の原因かは、この投稿を書いている今もわからない。でも、ずっともやもやしてやる気がなくて不安だ。

同世代の友達も同じような悩みを持っているらしく、調べてみると「クォーターライフクライシス」という言葉・症状があるらしい。

クォーターライフクライシスとは、20代後半から30代の人たちが、将来の方向性や焦りを感じ、不安ややる気の低迷に陥ることだそう。

まさにこれだ。

将来の方向性。悩むというのは、選択肢がたくさんあるからかもしれない。私には、日本に残ることも海外に行くことも、大学院に行くことも行かないことも出来る。結婚も子供もまだだから、自分で進みたい方向を決められる。

選択肢があることはどう考えてもありがたいことなのに、逆にそれが苦しめている。皮肉だ。

とりあえずは、やりたいことを進めてみてみる。中国語は一旦休止だが、MBAの勉強は引き続きしてみる。途中で方向転換したかったらそれで良い。

選択肢や自由は、誰もが羨む。ただ、持っていれば、それはそれで苦痛なのかもしれない。もしこの選択が間違ったらどうしよう、もし失敗したらどうしよう。いつもそんな風に「what if」で頭がいっぱいになる。

人生に無駄なことはひとつもない。「Everything happens for a reason.」

画像2

これは私が大切にしている言葉だ。

今この瞬間あることに感謝しながら、やりたいことをやってみる。選んだ方向を正解と言えるように努力する。その途中のstruggleは、物語を豊かにする。

そう考えながら、とりあえずは進んでみることにした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?