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海外MBA(アジア)受験記⑤~志望校の決め方・検討時のポイント~

前の2回の記事では、TOEFL/IELTSやGMAT/GREの勉強法をお話ししましたが、今回は学校(志望校)の決め方や検討するときの注意点・ポイントを実際の私のケースをもとに書いていきます。


準備1:志望校選定時の4つのポイント

ポイント①:オンラインかオフラインか

MBAを学位として取得する際に、実際に通学する制度かもしくはオンラインで受けるタイプかの2種類があります。
オンラインの場合は、どの場所にいても受講でき、仕事をしながら受けることも出来ると思います。金銭的にも実際に通うよりも学費やその他の生活費も含め安く済ませることが出来ます。
私の場合は、実際にクラスに行ってディスカッションや現地の人や会社とのコネクションを作りたかったのでオフラインの学校に絞ることにしました。

ポイント②:パートタイムかフルタイムか

パートタイム:仕事をつづけながら夜や週末に授業を受けるタイプ
フルタイム:仕事を退社もしくは休職しながら、全日制で学ぶタイプ
上記の二つのオプションの中で、自分のライフスタイルやステージで選ぶ必要があります。
パートタイム・フルタイムの2種類がある学校も多い印象がありますが、学校や地域にもよるかもしれません。
パートタイムは、会社を辞めたり休職する必要ないため給料の面などリスクが少ないですが、フルタイムの場合は、卒業後のキャリアチェンジがしやすいことやコネクションが作りやすい、専念をして学べる、在学中にインターンをして他の職種や業務を体験することが出来る、というベネフィットがあると思い私はフルタイムのMBAを受験しました。

ポイント③:国内MBAか海外MBAか

このポイントは私の受験記②のなぜMBAを受験したのか、という記事に書いていますが、ロケーションはかなり大事になると思いますので、このポイントは志望校選定で大事になります。

ポイント④:海外MBAの場合、どのエリア・地域がよいか

私は、現職でアジアと関わることが多く、今後もアジアにフォーカスをしてキャリアを積んでいきたいと思っていたのでアジアに絞って大学院を調べました。
この部分は面接などでも聞かれるWhy MBAやWhy this schoolなどにも関わってくると思うので自分なりの答えをふんわりとでもいいので持っておくことが良いと思います。

準備2:志望校チャートの作成

この4つのポイントで絞ったら、チャートを作成します。

GMATやTOEFL/IELTSを受験するときにもベンチマークとなる基準といつまでにスコアメイクをする必要があるのか(=いつまでにアプライしないといけないのか)は受験する学校によって違うので、志望校の選定は早めに書き出しておくことをおすすめします。

私は、実際に以下のようなチャートを作成しました。

実際に使用したMBA受験校シート

書き出した内容は以下の通りです。
・学校名
その他大きく分けて4つの項目に分けました。
①タイムライン
・応募締切日(Application Deadline)
②必須項目(Requirements)
・英語のスコア(English Proficiency)
・GMAT/GREのスコア
・推薦状(Recommendation Letters)
・社会人経験年数(Work Experience)
・卒業証明書(Graduation Certificate)
・履歴書(Resume)
・エッセイ(Application Essay)
・コースの期間(Course Duration)
③学費・受験料(Faniance)
・学費(Tuition)
・受験料(Application Fee)
④その他の特筆すべき点(Additional Info)
・学校・コースの専門分野、特別な点(Speciality)
・コメント(Comments)

やることを書き出すと自分の目指すべきスコアと焦りも出てくるのでとても良かったです。

準備3:各学校の雰囲気調査

チャートを作成したら、出来る限り各学校の在校生やAdmissionチームと話しました
連絡が取れるところはAdmissionチームの方と話したり、LinkedInで卒業生を調べてみたり、在校生や卒業生にお話を聞くようにしました。

素敵な学校が沢山ありますが、在校生(卒業生)とAdmissionチームの人と話すと学校の雰囲気や何を求めているのかが良く分かりますし、在校生などど話したことは実際に面接でも聞かれました。
私自身、あるとても知名度が高い学校を受験しようかと思いましたが、様々な学校の方と話していく中で、他の学校の方が私の性格やつけたいスキルを得られると感じました。
なので、ウェブサイトだけで得られる情報も大事ですが、実際の雰囲気を感じてみて、自分が通っている想像がつくか、を感じてみることも大事だと思いました。

上記の準備は時間もかかりますし大変ではありますが、MBA受験の中でかなり大事なステップになります。私の体験が参考になれば幸いです。

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