「人を許せない自分」を許したい
ぼくは自然と相手のことを配慮してしまうらしい。
これ自体は素晴らしいことなのかもしれないけれど、「相手のことを配慮すること」を他人にも求めてしまう。
だから一方的な人や高圧的な人、自分のことしか考えていない人を許せない。
誰にでも利己的な面はあるんだろうけど、一定のレベルを超えると、怒りのスイッチが入る。
そして、負の感情に支配されるだけではなく、ときには相手を敵視し、争いを生んでしまう。
「正義感が強い」「よく言ってくれた」みたいに言われることもあるから、一概に悪いとは言えないのかもしれないけど。
(普段は大人しいから割と驚かれる)
こんなわけで、「自分が無意識にできている(してしまう)ことを、相手にも求めてしまうこと」が生きづらさの要因のひとつなのかもしれない。
たぶん高校生の頃には、この考え方が生まれていたのだろう。
もっとうまく生きられたらいいのに…
なんでみんなは黙っていられるのだろう…
と当時から思っていた。
でも最近、ようやく気づいた。
自分の感覚は大切にしながら、「世の中にはこんな奴もいる」と受け流せばいいのだと。
それが結構難しいんだけどね。
ぼくを含めて、世の中にはいろんな人がいる。
合う人も合わない人もいて当然。
目の前に「自分の信念に反する人」が現れても、「残念な人だなー」ってスルーできれば、うまく生きられるようになるんだろう。
「許せない人」「合わない人」とはできる限り関わらず、受け流していきたい。
そんな人にエネルギーや時間を奪われたくないからね。
他人を変えることはできない。
だから「自分でコントロールできる部分」を変えていくしかないんだ。
人生には苦労が伴い、理不尽なこともある。
でも、そんなことは一旦受け流して、自分にできることをやっていけばいい。