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2024箱根駅伝 区間オーダー予想|創価大学

 いつもながら遅くなり、12/29に予定されている区間オーダー発表の直前(2日前)になってしまいましたが、私なりに箱根駅伝の区間配置予想をまとめさせていただきました。個人的な備忘録も兼ねているので、予想のみを知りたい方などは目次から「区間配置予想(最終版)」に飛んでいただければ幸いです。(今回もかなり冗長です…)

まずはチームエントリーメンバー予想の答え合わせ

 先日のチームエントリーメンバー発表(16名)の予想の詳細に関しては、前記事(note)をご参照下さい。選考レースの結果まとめもあります。今回の区間配置でも、これを参照しております。

チームエントリーメンバー発表(16名)

私の予想(前note記事参照)との違いは以下の通り:
④志村選手と②黒木選手が残念ながら選出されず
②竹田選手と③濱口選手選出となりました。
→選考レースの結果からの予想と大きく違わなかった(一応14/16の的中)ので、逆に言うと各選手は厳しい選考のなかでも順調に調整が進んでいるのではないかと思われます。ただ、このところ出走が無く半ば予想はされておりましたが③Leakey選手のエントリー漏れは残念でありますし、早期のリカバリーを切に望んでおります。

志村主将と卒業生の想い

 また、最後の一枠の予想で最終的には「選ばれて欲しい」との願いでもあった志村主将④が選出されなかったのは、ただただ無念です。しばらく、この記事が書けなかったのも、この点が原因ではあったのですが(自分でもちょっと驚きました)。
 そんな中、築舘コーチの激励により志村主将の#1日1Xが開始され、久々にnoteの投稿もありましたので、下記に引用させていただきます。

 また、最後の箱根エントリーに漏れた4年生戦士の想いについては、昨年度卒業生の本田さん(前副主将)市原さん(前寮長)のnoteを是非ご覧いただければ幸いです。

エントリーメンバー(16名)のPBデータの二次元プロットによるまとめ

 前note記事でも示した、ハーフマラソン(ロード)と10000m・5000m(トラック) のPB(自己最高記録)のデータまとめとしての二次元プロット(上記3種目の組み合わせ)を23年度卒業生のデータとともに以下に示します。前記事で選考に含めた24名の内、名前ラベルが黄色マークされているのが今回の16人メンバーです。

1) ハーフ vs. 10000m PBプロット|Fig.1

Fig.1 ハーフマラソンPB vs. 10000mトラックPB|創価大学現役24名と23年卒業生|①齊藤および①Stephenについては、直近ロードレース(甲佐10マイルおよび全日本7区(17.6km))のタイムをハーフ換算してその上方に幅を持たせた形で推定データ領域を目安として示している。また、データラベルの黄色付された選手が今回の箱根エントリーメンバー(16名)

 前記事のとの違いとしては、齋藤選手①のハーフ記録の推定領域を、甲佐10マイルの記録(48:04)を単純にハーフ換算した記録(1:03:01)を下限とし、今回は10マイル記録(48:04)のWAポイント(1036p)に相当するハーフの記録(1:03:53)を上限として、おおよそ範囲を示しております。
 またグラフ中の赤と青の線については、下記の通り、前記事を引用します。

縦軸と横軸の組み合わせで以下に2種のプロットを示します。図中に引いた青点線はWA scoring tablesから引用したもので、異なる種目(トラック・ロード)の記録をポイント化したデータです。あくまで目安として引いてあります。赤の点線はこのWAラインと線対称の傾きを持ちこの線上のデータは縦軸・横軸のタイムのそれぞれのWAポイント合計すると同じになる点を結んでいるイメージとなります。このラインの左下の方が2種目合計で好記録ということを意味します。以下のグラフでは、箱根駅伝エントリーメンバー16名のボーダーラインとして”ざっくり”と引いてあります(のであくまで目安です)。

https://note.com/leedsnabe/n/n45e01144b6dc#26d16fb4-3781-4160-8200-6557fbbe2fee

竹田選手②については、直近の甲佐10マイルの記録(47:52)を前述の齋藤選手と同じように換算すると、単純にハーフ換算した記録(1:02:45)を下限として、同じWAポイント(1046p)相当のハーフ記録(1:03:37)ぐらいまでの範囲で想定するのが妥当かと思われます。とすれば、赤点線ラインの近傍にあると推定されます。また、今夏の札幌マラソン(ハーフ)では途中から自分で引っ張りそのまま優勝したり、単独走に強いイメージがあります。おそらく、同じタイプの志村選手④や石井選手④などとの争いになったと思われますが、直近10000m(学連記録挑戦)での結果で基本的には決まったのかなぁ、と思われます。スピード化が進む中で、逆に?得難いタイプの選手かもしれません。今回の箱根9・10区の候補としても、また今後も期待の選手です。

2) ハーフ vs. 5000m (Fig.2) および 3)1000m vs. 5000m(Fig.3)のPBプロット

Fig.2 ハーフマラソンPB vs. 5000mトラックPB|創価大学現役24名と23年卒業生|①齊藤および①Stephenについては、直近ロードレース(甲佐10マイルおよび全日本7区(17.6km))のタイムをハーフ換算してその上方に幅を持たせた形で推定データ領域を目安として示している。また、データラベルの黄色付された選手が今回の箱根エントリーメンバー(16名)
Fig3 10000m PB vs. 5000m PB|創価大学現役24名と23年卒業生|データラベルの黄色付された選手が今回の箱根エントリーメンバー(16名)

 今回選出された濱口選手③は、Fig.1とFig.2ではハーフの記録が65分台であるため、ボーダーの目安の赤点線に遠い領域にあるものの、Fig.3の10000m vs. 5000m PBプロットではボーダー近傍に達しています。これは、本年7/22のトワイライトゲームスで1500mの創価大学記録(3:44.35)を達成した後、今秋の駅伝シーズンにおいて、

  • 9/24の絆記録挑戦会での5000mのPB更新(14:07.01)

  • 10/21の国士舘記録会での1000m PB更新(29:35.94)

  • 11/19の上尾ハーフマラソンでのPB更新(1:05:17)

  • 12/2の日体大記録会で10000m PB更新(29:06.15)

と距離を延ばした種目で次々とPB更新を果たした結果であります。ちなみに、現在の6区の区間記録は、1500mを主戦とする東海大学の館沢選手(現DeNA)が達成したものでです(まぁ、下の引用記事の通り、それは特性云々よりもそこしか空いていなかった偶然の産物とはされていますが)。濱口選手は6区の候補としてのメンバー入りであると思われます。

箱根「0区」での奮闘|黒木選手②・藤ノ木選手③

 その6区の候補として予想されていた黒木選手②ですが、箱根駅伝に向けた島田合宿にサポート(もしくは育成)メンバーとして”元気”に参加されているのが本人のインスタ等で確認され、故障等ではなかったと安心しました。そして、いわゆる箱根0区と言われる、12月下旬の記録会(法政大学記録会@12/23)で、10000mのPB(28:52.26)を叩き出しました!

そして、もう一人、藤ノ木選手③5000mで13:54.35と初の13分台のPBを達成しました!これで、先日の日体大記録会で出した10000mの28分台(しかも28:31.13)と併せて、来年度は主力級での走りが期待されます。

 今回、16人のメンバーに惜しくも選外となった選手たち(ここで紹介できなかった方々を含めて)のこれまでの努力とその後の奮闘に最大限の敬意を表させていただきます。

区間オーダー予想|ようやく本題…

 上記の通り、16人のエントリーメンバー発表後はしばし放心状態だったものの、区間予想に関しては比較的早い段階で概ねまとまり、それでも不明な部分を色々と呻吟している段階でした。暫定版として、まずこの区間予想を以下に示します。

区間配置予想(暫定版)|敬称略

1区: 石丸②/織橋①・桑田④
2区: Stephen①
3区: 小暮③・山森④/石丸②
4区: 桑田④/野沢②
5区: 吉田響③
6区: 川上①・濱口③・齋藤①・小池①
7区: 山森④・小暮③/織橋①・小池①
8区: 野沢③/桑田④
9区: 吉田凌③/山下蓮②
10区: 上杉④・竹田②/山下蓮②
太字が第1候補。「」でつないでいる場合は、ほぼ同じ程度の期待値の感覚|例えば、3区と7区は小暮選手と山森選手で交換も?という感じ。「/」の右側は第2候補もしくはバックアップ。
2区・5区はよっぽどのことが無い限り決まりだろう、として他もある程度自分の中では太字の選手で固まっていて、4区・7区はどちらが良いのか、また6区の下り候補は…、そして最終10区は、というのが主に決めかねていたところだったのですが。そんな中、直前になって以下の情報が!

直前情報①|「主力5人を据えて」往路の優勝争いを

榎木和貴監督は往路での優勝争いを目指し、「主力5人を据えたい」と言う。5区は「山の神を目指す。1時間9分台の区間新記録で貢献したい」と誓う吉田響。全日本で駅伝デビューを果たしたスティーブン・ムチーニ(1年)は2区が有力。出雲4区区間賞の山森 龍暁(4年)と、桑田、小暮で往路に臨む見通しだ。

 全日本で好走した吉田凌(3年)、織橋巧(1年)らは復路に回すことが出来る。チーム内競争が活性化を生み、選手層が厚みを増した。嶋津雄大(GMOインターネットグループ)や葛西潤(旭化成)が卒業しても駅伝ファンの注目を集めそうだ。

https://www.yomiuri.co.jp/hakone-ekiden/news/20231222-OYT1T50313/

 まじか。ここまではっきり出るとは…。まぁ、「往路に主力5人を揃える」のが監督談話で、それに基づき記者が5名の名を挙げている感じでもありますが…。
 この記事にもとづくなら、上記暫定予想の1区・石丸選手が?マークが点灯。1区は?桑田選手か山森選手?それとも小暮選手?(は、個人的は後述の理由で3区予想)。そもそも、4区か8区想定で「世田谷ハーフ」に出走した感じがしたので、桑田選手が4区なら、山森選手が1区?以前は、1区希望だったかな?(今年は(難しいだろうけど)2区希望)

直前情報②|桑田選手は1区・2区希望!

そんな戸惑いの最中、飛び込んできたのがご本人情報(^^;)…
 この動画の中で、桑田選手④は(自分のチーム内での立場はわかっているので)「1区」か「2区」で勝負するつもり、1区だったらもちろん区間賞を狙うし2区でも他大学のエースに負けない走りをしたい、と宣言。もちろん、選手本人の希望であるので、最終的には監督の決定することなのですが、今年度は特に吉田響選手の「覚悟」が下敷きにあるので、より信ぴょう性が高い言葉に感じました、個人的には。

区間配置予想(最終版)|敬称略

1区: 桑田④
2区: Stephen①
3区: 小暮③
4区: 山森④
5区: 吉田響③
6区: 川上①
7区: 石丸②
8区: 野沢③
9区: 吉田凌③
10区: 上杉④
太字暫定版からの主な変更点。端的に言うと、4区桑田予想が1区へ、1区石丸予想が7区へ、7区山森予想が4区へ。

 はい、思いっきり、直前情報①・②に影響を受けています。一応、言い訳?も含めて、各区の予想に至った経緯などを以下に記します。

1区予想の顛末|石丸選手→桑田選手

1区は当初石丸選手②予想を本線としておりました。今年度の出雲1区での好走本人の1区希望、(これまでの駅伝の結果とトラックの記録との比較では)集団走の方が(単独走よりも)得意?などの点を考慮して、彼のポテンシャルが最も発揮されるのは1区ではないかと思いました。そういう意味では、全日本でも私は1区は石丸選手予想でしたが、実際は織橋選手①。順位も先頭との秒差も織橋選手の方が良い結果でしたが、これは石丸選手の起用でも十分に期待されたものと思われます。出雲では、IVYリーグの選手の飛び出しとそれをうまく利用した篠原選手(駒澤)の追走からのスパートで、結果的にある程度速い展開になりましたが、そこに無理についていかず、東洋大の同学年の選手についていき、最後に交わして5位という石丸選手の上手さが出た展開でした。それに比べると全日本は途中で若林選手(青学)の飛び出しはあったものの、それに付かなかった集団は比較的落ち着いたスピードで、そこから最後のスパートでも十分に勝負して織橋選手は4位となりました。今回の箱根1区では(実際はどうなるか分かりませんが)、駒澤の佐藤圭選手②や篠原選手③の1区起用が噂され、それに呼応して各大学の1区もより(準)エース級が揃い、速い展開が予想されるので、それであれば、やはり石丸選手に一日の長があるのでは、というのが当初予想の考えです。他方、織橋選手は初ハーフであるにせよ、全日本出走から期間が短かったにせよ、上尾ハーフでは、上杉選手④や同じく初ハーフの小池選手①・川上選手①から離されたことも一つの要因です。
 っと、ここまで1区について述べてきましたが、最終的には、直前情報①により石丸選手は往路無い?、直前情報②では桑田選手④が1区か2区を宣言している!、これらにより桑田選手の1区配置を予想するに至りました。確かに、創価大学はこれまで4年生が1区を担うことが多かったため、結構1区桑田選手の予想されている方も(ネットでは)少なくなかったのですが、私個人は元々4・8区のスタミナ系区間の準備して世田谷ハーフという流れをというか型を、自分達から変える必要はない、という意見でした。4年生が多いというよりも、1区をより重視はしていて、調子が良い選手・主力の選手を使う傾向があるだけで、3年次の葛西選手(現旭化成)が出走したこともありましたので。そのラインにあると言われる石丸選手が箱根1区というのは本線のような気がしておりました。ということで、以上が言い訳?です。

2区はStephen選手、3区は小暮選手

2区に関しては、直前情報②で桑田選手が言及していましたが、基本的には留学生が担う流れは変わらないと考えStephen選手①の予想のままとしました。昨年のレガシーハーフで好走したLeakey選手③の2区を見れないのは残念ですが、全日本7区(17.6km)を並み居るエース選手に交じって区間4位且つシードが見える位置まで上げてアンカーにつなぐ仕事をきっちりこなしたStephen選手は箱根2区でも十分に期待が持てます。全日本7区のようなバラけた展開よりも箱根2区のごちゃごちゃした展開の方が向いているとの情報もありますし。
 さて、3区。ここは当初予想の小暮選手③のままとしてあります。小暮選手は、山以外(いやもしかすると6区でも可?)はどこでも走れてしまいそうなオールマイティーさを感じている(個人的な推しバイアス?)のですが、本人が下りが得意(北村先輩④(早稲田の6区)と帰山後輩②(駒澤の幻の6区?)を擁する樹徳高校出身)であり、2区で上げた流れをそのまま3区の最初の下り基調で突っ込んで入り、且つ、最後まで押していく感じが最も地力が発揮されるのではないかと思います。不安要素は初三大駅伝の舞台ということですが、であるならばなおさら、本人の希望区間で”覚悟”の走りに期待したいと思います。

4区は桑田選手→山森選手

 直前情報①を観た段階では、1区山森選手④・4区桑田選手④と考ええていましたが、上述の通り、1区の予想を桑田選手に変更したため、スライドして4区が山森選手の予想に変更。4区は最後が上り基調で比較的タフさが求められる区間と認識しておりますが、昨年まで連続で嶋津選手(現GMO)が担ってきた区間であり、ハーフ・1万・5千のPBでは遜色ないところまで今年度上げてきた山森選手というのもアリなのでは、と思い至っております。個人的な印象では、これまでの駅伝で、比較的ばらけた区間の方が地力が発揮されるような印象があります。そういう意味では、3区よりも7区という予想でしたが、往路であれば3区よりも4区という感じで。山森選手から吉田響選手への襷が実現すれば、出雲駅伝の4・5区の連続区間賞の再現なるか?というのは期待しすぎでしょうか。

5区は吉田響選手

5区は吉田響選手③。ここは、よほどの事が無い限り変更無いと思いますし、よほどの事が起こらないことを切に願います。私の区間オーダー予想はこれまであまり的中してませんし、全日本での区間的中は5区吉田響選手のみでした。全日本大学駅伝後の記事(はほとんど読まれていませんが)を以下に引用します。

最後に、吉田響選手ですが、出雲駅伝の区間予想のnoteで以下の様に書いた妄想が、全日本も5区区間賞(区間新)獲得ということで現実味を帯びてきました。いえ、箱根駅伝での5区区間賞(区間新)を獲得して三大駅伝5区の区間賞コンプリートをという妄想以上の偉業達成があるのではないかと期待しております!!!

https://note.com/leedsnabe/n/n8929d7579b42

・もう一人の推しである吉田響選手には、本人の希望でもある出雲5区で疾走していただき、箱根の5区(シン・山の神)とついでに全日本も5区で(昨年嶋津選手でしたよね)走って、三大駅伝5区コンプリートを成し遂げていただきたい、という妄想をしております…。

https://note.com/leedsnabe/n/n6fcd9065868f

復路の予想は往路の変更に応じて

6区は当初予想というか候補として、1500mの創価大記録保持者のスピードランナーの濱口選手③、昨年度のインターハイ3000Sc王者で1万28分台PBを果たした齋藤選手①、佐久長聖出身なのでアップダウンにも強い?かもと思った5000mの創価大日本人トップ記録保持者の小池選手①を挙げましたが、結局それ以上の情報に触れることが出来ず、当初予想の川上選手①のままとしました。お兄さんが東海大で6区を走った選手であり、本人も6区希望している、また終盤苦しみながらも上尾ハーフでライバルに先着したことが理由です。
7区は当初予想の山森選手から変更して、当初1区予想だった石丸選手に変更。意味合いは違いますが、葛西選手(現旭化成)の系譜に連なるものとしては、もし7区出走なら是非昨年度の記録に挑戦して区間賞を期待したいと思います。ただ、予想がスライドした結果論なので、あまり根拠はありません。織橋選手①の出走があるなら、1区以外だとここかもしれませんが、それは私がまだ織橋選手の特性を理解できていないかもしれません。ほぼ同様に小池選手①の可能性も。でも、とすると石丸選手は??
8区は当初予想通り野沢選手②。雨のレガシーハーフでは振るわず(低体温症の類?)で心配されましたが、学連記録挑戦の10000m→甲佐10マイルと調子を上げており、昨年5区を経験した経緯からもばっちり8区という予想です。もしくは4区でも、と思いましたが前述の通り往路は埋まってしまったので。
9区は当初予想通り吉田凌選手③。直前情報②の動画でも本人は9・10区を希望しておりましたし、昨年度のこの9区2位だった緒方選手(現トヨタ自動車九州)の系譜を引き継ぐのに、今年度の吉田凌選手の出雲・全日本でのアンカーでの実績は十二分かと思います。一応、4区吉田凌→5区吉田響のW吉田リレーの実現も考えましたが…。

そして最終10区は「覚悟」の4年生

 そして最終10区は、前述の通り単独走に長けたスタミナ系(ごはん大好き)竹田選手②と、これまで多くのエントリーを経て全日本で三大駅伝でデビューした山下蓮選手②も候補に挙げましたが、最後はやはり私の願望も込めて4年生の上杉選手にさせていただきました。
 これまで創価大の箱根アンカーは2年次の嶋津選手、3年次の小野寺選手、3年次の松田選手、1年次の石丸選手と4年生以外が多かった印象ですが、これは4年生は最後だから優先ということは無く、逆に4年生は明確に優位でないとエントリー・出走はない、と思えるぐらい厳格な榎木監督の方針(間違いでしたら申し訳ありません)に依るところかと思います。その上で、私がはじめて上杉選手を認識した(今年度よりトラックを観るようになった)春の時期の絆記録会での単独で抜け出ての5000m・13分台PB更新の印象が鮮烈に残っております。次は10000mと期待しておりましたが、夏のホクレンLDは回避、そして秋になっても出走なく出雲も全日本もエントリーされず。そんな中、築舘コーチの以下のポストに触れました。

まさに「覚悟」で挑んだ上尾ハーフで63分台PB、ラストチャンスの12/2の日体大記録会10000mで28分台PBを叩き込み、箱根エントリーを勝ち取りました。情況を判断したクレバーな単独走は最終10区に好適であると信じて、「覚悟」が成就して欲しいのと願いを込めた予想とさせていただきました。


 今回の記事も、箱根駅伝を目指した全ての選手に最大の敬意を表するという意味に変わりはありません。特に、残念ながら16人エントリーに選ばれなかった選手へのエールを込めて、前段にエントリー発表後の情報を載せさせていただきました。
 12/29の区間オーダー発表後は(それも暫定であるので)、特にnoteは上げられないと思いますが、これまでの努力が最大限に発揮されることを切に願っております
 いつもながら(いつも以上に?)無駄に長くなってしまい恐縮ですが、最後まで読んでいただいた方、有り難うございました。大変にお疲れ様でした。


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