オルタナティブ福祉開催前述
2022年11月25日、今夜わたしにとって初めての座談会を開催します。
これにあたり、開催前と開催後に短い記述をしたいと思います。
先ずわたしは、母の生活に携わったことで身の回りの生活やものの見方、他者への考え方が広がりました。
これについては母、ありがとう。
福祉制度というのは全国に出揃っていて、必要に応じてその制度を利用することができます。
そしてその当事者や、まわりの支援者の頑張り次第で物事は停滞もしますし、勿論解決や躍進も見込めます。
多くの場合どのような形に辿り着くにせよ、その経過は果てしなく、時に諦めたくもなりますし、最終的に当事者次第というところがあるため、当事者及びその身の回りの人や家族には日々新たな悩みが尽きません。
本当に、言葉では言い表し難いこの大変な経過を、わたしも日々翻弄されながらどうにか通ってきました。
それは例えるならば言葉のわからない、道もわからない異国でどうにか暮らして行かなければならないような、何も伝わらない、どこへ進めば正しいのか、何が正しいのかすらわからなくなる孤独な時間の積み重ねでした。
この孤独な時間に、人によっては当事者を責めたり、自分を責めたり、行政を責めたり、何かのせいにしたり、それすら諦めて命を絶ったりすることもあるでしょう。
幸いわたしは、勿論何者かを責める思考にある時こそありましたが、何事も経験だと割り切って乗り越えてきました。
色んな人が、わたしのこの記事を読み、様々な意見や感想を述べてくれました。
そこには同情や哀れみも感じました。
そんな中、ある人は違いました。
その人は、演奏会を終えたミュージシャン。
駆け付けたお客たちと終演後の談笑をしていて、そこにふらりと遊びに行った、演奏を聞いていないわたしの話を、その場の全員に持ち出しました。
そしてその場で初めて、見ず知らずの人も含めて大勢でこのnoteの内容についてや、福祉の在り方、制度の見直しや困っている人を支えている人はもっと困っている話をたくさんしました。
皆が皆、何かしらで悩んでいる人ばかりではなかったけれど、みんなで真剣に意見を述べ合いました。
この時にわたしは、今日のような座談会をしたいと思い付きました。
そして、この機会に導いてくれた友人で音楽家・田渕徹さんには確実に参加していただきたく思い、打ち合わせを重ね、今日を迎えることとなりました。
わたしは普段から人前で話をするようなことをしているわけではないため、全てがうまく伝わるかはわかりませんが、今日のこの日を大切なお店で、大切な仲間と共に迎えれたのだから、一瞬一瞬を大事に、来てくださる参加者の皆様おひとりおひとりとしっかり対話し、もしもその中に何か今現在困ったことを抱えておられる方がいらしたら、しっかりと支える第一歩を踏み出してこようと思います。
先出しのわたしの不運で、あなたがあなたの不運をわたしに開いてくれますよう。
リー・アンダーツ
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