教師から見た〇〇(教師と学校現場編No.007)
ここでは、いろいろなテーマを、
“教師自身、生徒に還元するための見方”
という切り口で書き綴っていきます。毎日500字程度ずつ。
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「ブラックな環境」 #01 (少し長くなりそうです。ので、#01。)
学校現場の環境のことはたびたび話題になるが、現役の教師として「そんなにブラックでもない」とはとても言えない。単純な仕事量でいえば業務時間内に終わらないことが多いのではないだろうか。
特に、小学校の教員は、先日判決が出た埼玉事例を見ていただくとわかるように、授業の合間で終わるような量ではない。かといって、どの仕事も削れないのである。
さて、私もここで「ブラックな環境」について批判や愚痴をもらしてもよいし、むしろその方が多くの方の共感や関心を得られるかもしれない。が、それではなにも解決しないことは良くわかっているので、ある教師の目線ということであまり教師の口からは語られない(批判されるので)目線で書いていこう。
学校業務は本当に多岐にわたる。これは学校制度ができた明治より、社会のニーズの変化とともに、教師の果たさねばならない役割は多様化し、順調に増え続けている。間違いなく教師の歴史上、今が最多である。そこに環境整備も、環境を整備するべき立場の人間の意識も追いついていないため、どんどん学校現場が苦しくなり、思いはあっても、教育活動を100%の形で行えなくなっているのは間違いない。
しかし、この業務は果たして、本当に削れない業務ばかりだろうか。削れないのは、学校で定められた上から指示された業務だからだろうか?それとも、子供の成長のためであろうか?
(#02につづく...)
埼玉の裁判に関してはぜひとも検索してみてください。教師でなくても「それはないわー」となってしまう内容です。参考までにDEMO代表である武田緑さんが裁判での判断をわかりやすくまとめてくださっているので、見てみてください。
あ、あと、授業準備は1コマにつき5分が妥当だそうです。〇〇〇たろか!
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