腕を回せない、回すと二の腕の後ろが痛い。

こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、【ばぁばは鍼灸師】のファンです。

今回は、右肩を回そうとすると、三角筋の後ろ側が痛くて回せないという方が、本人さんが「えっ！何で？何したん？」と言いながら改善した症例をお届けします。

【乃絵さん  68歳   清掃パート】

1．乃絵さんの訴え、腕がまわせない

乃絵さん：右肩が回せませんねん。回そうとすると、二の腕のこの辺りが痛いんです。

ばぁば：両腕を同時に動かして見ましょう。
前から上に挙げて。できますね。

横から上に挙げて。できますね。

後ろに回してブラジャーのホックを留める動作は？ できますね。

乃絵さん：そうなんですよ。
ただ回すのが痛くて出来ないんですよ。
二の腕の後ろが痛くて回せないんですよ。

⒉腕の痛みを反対側の脚の鍼でとる

ばぁば：分かりました。
右の二の腕が痛いんだけど、
左脚の関係するツボに鍼をしながら腕を動かしてみましょう。

足の親指と人差し指よ間を押し上げた圧痛点に鍼をして、響きを感じたら右腕を回してもらいました。

乃絵さん：あれっ！少し動きますねえ。
痛いのが少しマシになってますよ。

ばぁば：鍼で刺激し続けますので、動かし続けてくださいね。

乃絵さん：だんだん動かせるようになってきてますよ。
でも！足の鍼が痛くなってきました。

ばぁば：分かりました。
じゃあ次の圧痛点に鍼をして刺激しますので、また動かし続けてみてくださいね。

乃絵さん：あらまあ！  回してもさっきより痛くないですねえ。
でも、まだ腕の奥の方で痛みが残ってます。

ばぁば：分かりました。
右肩を上にして横になって下さいな。
腕を大きく回して、痛みが出たところでストップして下さい。

その時にどこが痛いですか。

鍼をしますよ。

さあ、回してみて下さいな。

乃絵さん：楽ですねえ。
随分楽になりましたけど、この辺にピリッとした痛みがほんの少し残ってます。

そして、右の人差し指の爪の際に細ーい熱いお灸をしました。

乃絵さん：回しても、もう痛くないです。

何で？
何したん？

痛いのは右腕なのに、鍼は左脚にして、何で？

ばぁば：昔の人は凄いよねえ。
そういうことを感じ取れたんだから。

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