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自分を変えるノート術

【書籍情報】

タイトル:自分を変えるノート術
著者:安田修
出版社:明日香出版社
定価:1,650円(税込)
出版日:2022/1/20

【なぜこの本を読むべきか】

あなたには、悩んでいることがあるだろうか。

もしも、頭の中だけで悩んでいるなら、ノートを使うべきだ。

ほとんどの悩みは、ノートに書き出すことで解決できる。

本書は、悩みを解決し、理想を叶えるノートの使い方を紹介した一冊だ。

本書は以下のような方にオススメしたい。

■頭の中がごちゃごちゃしている
■アイディアを出すのが苦手
■やりたいことがわからない

怠惰で意思が弱い人でも、ノートを使うことで行動し、結果を出すことができる。

とにかく書き出すことが、すべてを好転させるのだ。

【著者紹介】

安田修

日本生命保険相互会社で15年勤務後、ノートの力により起業。
コミュニティ・プラットフォーム「信用の器 フラスコ」代表。
オンラインサロン「フラスコノート・ラボ」など多数のコミュニティの立ち上げ、運営に関与。
「誰もが自由で、好奇心あふれる生き方ができる世界を創る」をミッションとして活動。

【本書のキーポイント】

📖ポイント1

ノートに言葉を書き出すと、頭の中が整理されてスペースができる。もやもやしていることが具体的になり、新たな気づきが得られるのだ。

📖ポイント2

一人合宿をやると人生が変わる。やり方は簡単。テーマを決め、頭の中にあることをノートに書き出すだけだ。

📖ポイント3

一人合宿で考えたことは行動に移そう。実験するつもりで行動し続ければ、思考と行動の質が上がっていく。

【1】ノートに書く効果

脳内にスペースができる


私たちの脳は、複雑なことを考えることができない。

いろいろなことを考えていると思っていても、実際は2つか3つの言葉が頭の中をグルグル回っているにすぎないのだ。

たとえば、仕事でミスをして上司に怒られたときは、次のようなことを考える。

「なぜあんなミスをしてしまったのか」
「上司に叱られてイヤだ、あんな言い方をしなくてもいいのに」
「同じミスを繰り返さないようにしないと」
「それにしても、なぜあんなミスをしたんだ」

この例では、「ミス」と「上司に叱られたこと」の2つについて考えていることがわかる。

著者は、このようにいくつかの言葉が頭の中を回っている状態は、「考えているのではなく悩んでいるだけ」と定義している。

悩んでいる状態になると、頭の中だけで結論を出すことは難しい。

そこで、頭の中を回っている言葉をノートに書き出す。

言葉をノートに書くと、頭の中にあった言葉が外に出るため、脳内にスペースができるのだ。

先ほどの例を、ノートに書き出すと次のようになる。

「なぜあんなミスをしてしまったのか」
→ミスをしてしまった原因
 ■記憶に頼った作業でミスをしやすい
 ■時間がなくて、焦っていた
 ■昨夜晩酌をして、寝不足だった

「上司に叱られてイヤだ、あんな言い方をしなくてもいいのに」
→なぜ自分は嫌な気持ちになったのか
 ■ミスだけでなく、人格を否定された気がした
 ■たしかにいつもミスをしているので、ドキッとした
 ■上司の言い方が、いつもイラッとする

あくまで一例だが、書き出すことで具体的な解決策が見えてくる。

さらに気になったことを掘り下げて考えていくと、より多くの気づきが得られるようになる。

ノートに書き出すことは、頭の中を整理できるだけではなく、考えを深め、新しいことを考える余裕も生まれてくるのだ。

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アイディアが出る


あなたは、アイディアを出すことが得意だろうか。

仮にアイディアを出すことに苦手意識があったとしても、ノートを使うことでアイディアを次々と生み出せるようになる。

アイディアとは、既存のものの組み合わせであり、まったく新しいアイディアは存在しない。

そのため、知っていることをノートに書き出して組み合わせていくことで、新しいアイディアが生まれてくる。

最初のうちはノートに書き出し、「AとBの組み合わせ」「BとCの組み合わせ」といったように、順番に考えていく。

たとえば、スマートフォンは一見新しいアイディアのようにみえるが、電話、テレビ、ラジオなどを組み合わせて作られている。

スマートフォンのように、あったらいいなと思うものを組み合わせるのもいい。

ノートを使ってアイディアを考える癖をつけると、自然とアイディアが浮かぶようになり、アイディアを出すことが苦痛ではなくなるのだ。

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やりたいことに向かって行動できる


今の状態をノートに書くと、頭の中が整理され、やりたいことが明確になる。

さらに、やりたいことを実現できるようにもなる。

簡単にやり方を紹介しよう。

まず、あなたの夢を100個書き出す。

実現できるかどうかは考えず、思いつくままに書いていこう。

次に、書き出した夢の中から、本当に実現したい夢を1つ選ぶ。

そして、選んだ夢をいつまでに叶えるのか、期限を決める。

夢は、「叶ったらいいな」と思っているうちは絶対に叶わないため、期限を決めて夢を目標に変える。

目標が決まれば、あとは目標から逆算して計画を立て、行動していくだけ。

あなたができると信じていれば、その目標は実現する。

【2】一人合宿

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