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売らずに売れる技術


【書籍情報】

タイトル:売らずに売れる技術
著者:河田真誠
出版社:ワン・パブリッシング
定価: 1,760円(税込)
出版日:2023年11月30日

【なぜこの本を読むべきか】

商品は売ろうとすればするほど売れない。

商品の話を一生懸命して、相手を説得しようとしてもダメだ。

売れるためには、相手の欲しい気持ちを引き出し、行動を起こしてもらう必要がある。

本書は、なぜか自然と売れていく、売れる技術を紹介した一冊だ。

本書は以下のような方にオススメしたい。

■売り込むのが苦手
■売っているのに売れない
■嫌な顔せずに買ってもらいたい

売れる技術を身につければ、顧客から欲しいと言ってもらえ、売り込まなくても売れるようになる。

相手が納得して買ってくれるため、売れる数が増えてもクレームは減るという好循環を生み出すことができるのだ。

【著者紹介】

河田真誠

企業へのコンサルティングや研修、小中高校大学での講演、起業家や士業のサポートなどをする。ノウハウや手法を教えるのではなく、相手に問いかけることで相手の気づきや行動を引き出す、「質問」の専門家。

【本書のキーポイント】

📖ポイント1

顧客と対話し、欲しい気持ちを引き出す。欲しい気持ちに気づくことができれば、商品は自然と売れていく。

📖ポイント2

売れるための対話では、相手の話を聞き、問うことで欲しい気持ちを引き出す。加えて、話すことで商品の価値を知ってもらう。

📖ポイント3

相手に欲しいと思ってもらうためには、商品のことをよく知り、相手に伝わる言葉で話す必要がある。相手目線かつひと言で伝えると伝わりやすい。

【1】自然に売れるコツ

売るのではなく売れる

あなたは顧客に商品を買ってもらいたいとき、売っていないだろうか。

実は、”売る”と”売れる”は違う。

売る…自分が行動し買ってもらうこと
売れる…相手が行動を起こして買うこと

”売る”場合、自分から「買ってほしい」と相手を説得し、買ってもらう。

これは、多くの人がイメージする営業の方法だ。

商品を押し売りしているようで、いいイメージを持たない人もいるだろう。

一方、”売れる”は相手が欲しいと思って買ってくれる。

押し売りするのではなく、対話を通して商品を理解することで売れていく。

自分の意思で「買いたい」と決めることにより、商品の満足度も高くなりやすいのだ。

”売る”ではなく”売れる”を意識するだけで、自分の気持ちがラクになり、顧客の満足度も上がっていく。

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顧客と対話する

”売れる”状態をつくるためには、対話が大切だ。

一方的に説得して”売る”のであれば、相手のことを考えて対話する必要はないのかもしれない。

しかし、相手に納得して買ってもらうには、相手とコミュニケーションを取り、気持ちに寄り添う必要がある。

つまり、顧客のことを想うということだ。

相手のことを考えて、相手に合わせた話をしよう。

売り込むパターンを決め、全員に同じ言葉で話していても、誰の心にも響かない。

顧客のことを想って対話を重ねることで、相手に必要なものが見えてくる。

オンラインショップも同じだ。

直接的なコミュニケーションがないオンラインショップは、一見すると対話していないように見える。

しかし、販売ページは顧客の気持ちに寄り添って作られている。

あなたもオンラインショップの販売ページを読んでみたら、欲しくなって購入してしまった経験があるのではないだろうか。

顧客のことをよく知り、相手に合った売り方をしているからこそ、自然と売れていくのである。

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