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血糖値を下げる秘訣上げる秘訣

私の子供は1日を通して低血糖なのですが寝ている間は特に血糖値が下がります。そこで8歳児にも関わらず1日3300㎉以上の食事を取っています。学校がある日は1日5回、休みの日は7回の食事。私はひたすらご飯を作って食べさせて食器を洗っています。そこまでしても血糖値が下がってしまうと発作を起こして呼吸が止まってしまうので「血糖値を下げてしまう食べ物」には注意を払っています。

ウッカリ食べたものに入っていたら恐ろしいので加工食品はほとんど購入しません。肉なら肉、魚なら魚の形をしたものを買ってきて自分で調理して食べないといつどこで何にヤバイ代物が入っているかわからない。

私たちが注意をしている食材とは「α-アミラーゼ」を阻害する働きのある食べ物です。α-アミラーゼとはでんぷんを食べたときにそれを分解してブドウ糖にしてくれるものです。ブドウ糖が増えるので「血糖値は上がる」ことに。糖尿病の人にとってはやっかいなものですが、私たちのように血糖値が低い人にとってはありがたいものです。これをできるだけ減らしたくない。だってこれが代謝されるといずれ筋肉を作るホルモンを作る現場で活躍する酵素へと変わっていくものだから。何が何でも温存したい。

α-アミラーゼは大根やカブ、ヤマイモに含まれていますがヤマイモは生体異物除去食的に食べることができません。かといって辛みのある大根やカブはなかなか生では食べてくれないし過熱したら甘くなるので余計に食べてくれません。難しい…。

こういうカタカナの名前がたくさん出てくるとわかりにくいよっていう人もいるかもしれませんが、簡単に言うと「私たちのように低血糖の人間はアミラーゼを含む食品は食べたほうがいいけど、α-グルコシダーゼを阻害する働きのある食べ物は食べちゃいけないよ」ということ。


α-グルコシダーゼを阻害する食べ物とはどんなものかというと。


まずは定番オールスパイス。これはα-アミラーゼもα-グルコシダーゼを阻害します。カレーなどに入っているので私たちはカレー味の食品は避けています。

香辛料が入っていそうな食べ物だけ避けていれば大丈夫。難しくはありません。

スパイス系であればナツメグ、セージ、タイムなどにも同じ効果があります。どれが一番効果が高いかというとそれほど変わらないのだけど組み合わせて使うと効果倍増なのでスパイスは本当に組み合わせですね。ナツメグは香りや味がありますがオールスパイスはそれほど強くはないので味付けの濃いものであれば混ぜて食べてもあまり味が変わらないそうです。

次がタマリンドです。

日本人にはなじみがないですがインド料理などに入っているのがタマリンド。日本人は普段食べることはほとんどないので味を想像するのが難しいですがなんだかおいしそう。油断できないので東南アジア系の料理は食べないようにしています。


そして中華料理に入っていると間違いなくおいしくなる豆鼓醤。これは私味を知っています。ほかの調味料と合わせるとおいしくなる。おいしそう!食べちゃダメだから我慢してるけどおいしそう!中華料理は大好きですが食べないようにしています。


そして桑茶。α-グルコシダーゼを阻害します。さらに小腸での糖の吸収を遅らせるので私たちには毒!

桑葉には1-デオキシノジリマイシン(別名モラノリン)という成分が入っていて、これがα-グルコシダーゼを阻害するんですね。



でもこれらは糖尿病の患者さんにとっては薬になります。うちのシッタ―さんはまごうことなき糖尿病患者なので人体実験してみたところ

①桑茶
②オールスパイス
③ナツメグ

の順番で効果を感じていたようでした。オールスパイスのいい所はどんな食事にも振りかけられることです。ナツメグと2つ持っていて食べ物によって使い分けているようでした。中華食材などは中華料理を作る時には便利ですがそれ以外の食事の時には使いづらいので結局なかなか減らなくて捨てることになっていました。そういう意味では小さな入れ物に入れて持ち歩けるスパイスは便利だと思います。桑茶は普通においしく飲めるお茶なので時折気が向いたときに飲んでいました。

シッターさんはこれを半年くらい続けていたら「おかしいんだよね、最近インシュリンの注射を打たなくてもいいんじゃないかっていうくらい血糖値の調子が良くてこのままだと薬要らなくなっちゃうかもなんて内科で言われたんだけど。なんでだろう?」というのです。

「おかしくないよ!酵素阻害してんだから当たり前よ!」と、私は思いました。でも普通の人からしたら「たかが食べ物で」となるようです。「薬でもないのにどうして効果があるの?」と。


私がいくら言っても全然信じてくれていないんですよね。シッターさんはお医者さんの言うことは信じてもただのお母さんの言うことは信じないタイプ。

オールスパイスをこまめに使っていたのは「これかけるとおいしい!」と言ってかけていただけだし、信じてやってくれていたわけではないと思うの。


そんなシッターさんは「どうしても飴が舐めたい!血糖値が上がらない飴を見つけ出したい!」と言って市販の飴を買ってきてはそれを食べては血糖値を計測して「血糖値が上がりにくい飴玉」というのを見つけていました。1つずつ自分の身体を使ってテストしていたんです。なんという甘味に対する執念。

そうして見つけたのがこちら。

ミルクキャンディーはどれも比較的血糖値が上がらないようでしたが、シッターさんが恐怖を感じるほど血糖値が上がったのがこちらの2種。

抜きんでていたのが「塩飴」でした。

次がカンロ飴。ただしカンロ飴はカラメルが入っているので生体異物除去食的にアウトです。


そしてシッターさんは「血糖値を上げるにはかならず塩が必要だ。どれだけ糖質を取っても塩がなければそこまで血糖値は上がらない。しょっぱいものを食べるから血糖値が上がるんだ」と言い出したんです。

それで夜間のブドウ糖補給に塩を少量加えるようにしました。実際にそれで血糖値にも差が出ていました。塩がなければ確かに血糖値は上がらない。同じ量のブドウ糖を補給しても塩を入れるか入れないかで上がり方が全然違ったんですよ。

それと調子のいい時はうちの子供はバターとかの脂質をよく食べるんです。バターをそのままモリモリほおばって食べるくらいの油喰い。塩!油!塩!油!という感じで交互に食べたがるのですが、見ていて気持ち悪くなりますよね。でもそうやって食べているときに発作は絶対起きてないんです。

普通の人は血糖値が上がるから「塩と油」は控えめにって言われているけれど、私たちはまさにその逆なので塩と油が味方になってくれるのかも。そもそもうちの子供は肝臓で作られる酵素が足りなさすぎる病気なのだから肝臓の余力は相当ありそうな気がします。

そして血糖値をグッサリ上げる最強の食べ物はレーズンとナツメです。どちらも乾燥させたものを食べます。恐ろしく血糖値が上がるので食べ過ぎ注意。これは食べすぎると太ります。

そして糖鎖のリングのタイプAの私や私の子どもは「ビタミンB1とアリシンの組み合わせでグルタチオン-s-トランスフェラーゼを上げてやる」と体調が良くなります。これは体の組織を作ることにも関係がありますが、まず第一に血糖コントロールに直結しています。そしてそれは免疫や認知にもつながるのでとても大事。

このビタミンB1とアリシンの組み合わせというのは「豚肉と単子葉植物」の組み合わせです。特に生で結合するのでひき肉をこねている間に作られる物質。一晩寝かせたりすると効果抜群です。

ハンバーグ
肉団子
餃子
肉まん
つくね串
ミートローフ
レバニラ
豚の生姜焼
酢豚
豚しゃぶ
ガーリックポークステーキ
豚の角煮
とんこつスープ

などです。これらはカロリー多そうなイメージで体力がつきそうな感じの食べ物ですよね。ほかにもいっぱいありますよね。

我が家でよく利用している卵や納豆、焼海苔にもビタミンB1は多く含まれているのでこれらを混ぜた卵かけごはんはグルタチオン-s-トランスフェラーゼ飯です。これに刻んだネギを入れれば血糖値がガンガン上がる良いごはん。昔の人は食料がない時代でもエネルギーを効率よく取り込むために工夫をしていたんですね。血糖値が上がれば血圧が上がって体温が上がる。そして当然免疫が上がって認知も上がる。生命維持にとって大事なことです。

が、これが多すぎると糖尿とか肝臓の病気になりやすいので要注意。私たちとは完全に無縁な病気も世の中には苦しむ人が大勢いますよね。

血糖値をあげたくない人はひき肉料理を食べなければいいのだけど、血糖値が高い人はこれらのごはんが大好きですよね。「ハンバーグや餃子は肉だから糖質関係ないだろ!」とキレられそうです。

でもひき肉料理が血糖値を上げることは私の子どもの身体で実証済み。これを食べていると、別に食べたおかゆや白米を食べた後の血糖値の上がり方が違うんです。しかもビタミンB1とアリシンの組み合わせは、1回食べると相当長く効果が続くんです。普段から卵を食べているので単子葉植物をうまく食事に組み込むことができれば血糖値は上がりやすくなります。

タイプCやDの人の場合はこれらが毒になるので、「栄養が高そうだ、体にいいはずだ。しかもおいしい!」と思って食べていると血糖値が上がりまくりです。(厳密に言うならビタミンB1の多い肉類を食べなくてもアブラナ科の植物を食べると体内でビタミンB1を合成してしまうので、これらと単子葉植物を食べるだけでグルタチオン-s-トランスフェラーゼは上がります。当然糖尿になりやすくなるだけでなく糖鎖のリングを1つ逆方向にまわすことができるので男性の場合は消化器系の疾患、女性の場合はうつ病などの症状が出やすくなります。つまりCDタイプの人は単子葉植物を取ると血糖値が上がりすぎて病気になり、ABタイプの人はちょうど良い状態になり健康に。)

詳しくはこちら。


とりあえずは、

・血糖値を上げたかったら塩を取る!

・α-グルコシダーゼを阻害する食べ物は食べない!

・中華料理インド料理東南アジア各国の料理は食べない!

・レーズンとナツメ(大棗)を食べる!

・ビタミンB1とアリシンの組み合わせの食事を取る!

・生体異物を含む食事を取らない!


というこの6つを徹底すれば大丈夫!


糖尿病の人はこの逆を行えばいいだけなので簡単ですね。








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