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今日覚えたい文法

未来を表す複合過去形

変なタイトルですよね。
未来を表す複合過去形」

フランス語の文法用語はこんなふうに考えてください。
「名は体を表わさない」

何度も書いているように、文法用語はその項目が最も多く使われる役割を表しているに過ぎないのです。

Mon bureau se situe à 5 minutes de mon appartement en voiture.
所有形容詞を使っているということは、会社経営者で(mon bureau)で持ち家(mon appartement)なのですか?

必ずしもそうではないですよね。
つまり、名称で伝えきれない役割もたくさんあるということなのです。

そう、「未来を表す複合過去形」でしたね。

Dans 30 minutes ? Oui, pas de problème. Dans une demi-heure, je suis rentré. Tu peux m'appeler, si tu veux.
« je suis rentré » は過去を伝えていると考えてしまうと、なんだか訳がわからなくなってしまいそうです。

複合形は過去を表しているのではなく「完了」を表しているのです。
複合過去形は「現在(形基準の)完了形」
大過去形は「(半)過去(形基準の)完了形」
前未来形は「(単純)未来(形基準の)完了形」

30分後(dans une demi-heure)には帰っているよ。

Tu arrives bientôt ?
- Je dois d'abord passer à la bibliothèque, mais en tout cas, je suis arrivé dans une heure.
もう着く?
- まず図書館に行かないといけないんだけど、どっちにしても1時間後には着いているよ。

Dans une demi-heure, je suis rentré. Tu peux m'appeler, si tu veux.
Je dois d'abord passer à la bibliothèque, mais en tout cas, je suis arrivé dans une heure.

よく見ると、peux も dois も現在形を使い未来に言及していますよね。
ということは、その現在形で語られている「未来」における「完了」を伝えるのに「複合過去形」を使っても問題はないはずです。

ご参考まで

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