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今日覚えたい文法

2種類の à と de ②(昨日の続き)

un verre à vin は「ワイングラス」
un verre de vin は「グラスワイン」

この表現での à と de は全く違うものを指し示していますね。
ワインを飲みたいのにからのグラスが運ばれてきたり、ちょっとグラスを使って手品をしたいと思っただけなのに、ワインを飲む羽目になってしまったり。

正しく理解をして使い分ける必要があるのです。

(過去の記事を探してください)
C'est difficile à manger avec des baguettes.
C'est difficile de manger avec des baguettes.
Ce が指しているものが違ってますので、正しく区別をする必要があります。

一方、
・commencer à 動詞の原形
・finir de 動詞の原形
これらの表現は対抗馬がいないのです。

finir à という表現が存在しないために、間違えたとしても全く問題なく通じます。

おそらくすべての「動詞 à 別の動詞」「動詞 de 別の動詞」という表現は、できれば正しい方を使うほうがいいけれど、間違えても全く問題はないはずです。(検証していないので、ぼくのある程度経験と知識に基づくカンです)

パリ働いている
パリ働いている
パリ働いている

おそらく、これくらいの違いだと思われます。

しかも、一部の動詞は à と de の両方を取ることがあるのですが、大した意味の違いはありません。殆どないと言ってもいいレベルです。

・commencer à 動詞の原形 ≒ commencer de 動詞の原形
存在はするようですが、少なくとも le Petit Robertには記述がないので、ほとんど使われないようです。

・essayer de 動詞の原形 ≒ chercher à 動詞の原形
同じような意味ですが、前置詞が違っています。à や de に大した意味はないということです。

・arrêter de 動詞の原形 ≒ s'arrêter de 動詞の原形
同じような意味ですが、前置詞が違っています。à や de に大した意味はないということです。

どっちだったっけ?と悩むなら適当に口にしてしまったほうがいいですよ。話の流れを止めないってのも、大切な会話術の一つです。

「ただしその日のうちに正しい表現をきっちり確認する」
この姿勢が大切です。

ご参考まで

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