今日覚えたい文法
après をどう使うか
食事の後は、歯を磨きましょう。
歯磨きの後は、しばらくは何も食べてはいけません。
お子さんが何かを食べた後は、もう一度歯磨きをさせましょう。
après には3つの使い方があります。
1. après + 名詞グループ
2. après + 動詞の原形の複合形
3. après + que 別の主語 + 接続法(直説法でもいいですが、めんどくさいので、ぼくは接続法です)
「食事」は日本語でもフランス語でもシンプルな名詞で表現できます。
un repas / le repas / les repas どれも可能だと思うのですが、ぼくならば chaque repas という表現で、なにか動きをつけたくなります。
On se brosse les dents qprès chaque repas.
「歯磨きの後は、しばらくは何も食べてはいけません。」
「歯磨き」は名詞で表現できるのでしょうか。
和仏辞典を引いてみましょう。
brossage des dents (m)
なるほど。なんだか無理やりなフランス語という印象を持ちます。
仏和辞典の brossage には一つの例文さえ書かれていません。
まず使わないということです。
ではどうすればいいのか。
こんなときには se brosser les dents を複合形で使えばいいのです。
「歯磨きした後」なので、動詞原形を完了を感じさせる形「複合形」に変えましょう。
代名動詞の複合形を作るときには、助動詞は être でしたね。
Je me suis promené(e), je me suis réveillé(e) を考えてみれば納得できますね。
après m'être brossé les dents
après s'être brossé les dents …
主語が je であれば、
Je ne dois rien manger un certain temps après m'être brossé les dents.
ですが、先程は on で書いたのでした。
On ne doit rien manger un certain temps après s'être brossé les dents.
これがシンプルでいいですね。
「お子さんが何かを食べた後は、もう一度(お母さん=あなた)歯磨きをさせましょう。」
Vous ferez se brosser les dents à vos enfants après qu'ils aient mangé quelque chose.
日本語においてもフランス語においても、2つの動詞の主語がそれぞれ違います。そんなときには "après que" を使えばいいのです。
après qu'ils aient mangé quelque chose. の部分を、名詞や動詞の原形で表現するのは至難の業です。
シンプルが一番、難しければ動詞を持ち込む、それでも表現できない場合は文を持ち込む。
この順番で考えればうまくいきます。
「日常会話くらい」できるようになりたいですよね。
ご参考まで