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今日覚えたい文法

"pour" はいつも目的を表すと思いこんでいませんか?
「(日本語の)〜のために」はいつも目的を表すと思いこんでいませんか?

  1. Il est venu chez moi pour boire un coup.
    食事前にふらっと遊びに来たのでしょう。この場合の pour は確かに「目的」を表しています。

  1. 一杯飲むために、家へやってきた。

ではこれは?

2. Il est venu chez moi pour avoir bu un coup.
「飲む」の部分が複合形になっているので完了っぽく訳してみましょう。

2.一杯飲んだために、家へやってきた。

あれれ… 目的ではなく理由に変わってしまいました。

「〜なら・たら」はいつも仮定を表すと思いこんでいませんか?

3.週末はどうやら天気が悪そうだねえ。晴れたら、梅でも見に行けるのにね。
確かに、なさそうな仮定を表しています。

3.La météo annonce un mauvais temps pour le weekend. S'il faisait beau, on pourrait aller voir des pruniers en fleurs.

4.へえ、Duteil が好きなんだ、おんなじだ。Duteil 好きなら、Maxime le Forestier も好きだよね?

4.Ah, bon ! Tu aimes Duteil comme moi ! Si tu aimes Duteil, tu dois aimer Maxime le Forestier.

仮定ではなく確認に変わりましたね。

・pendant は「〜間」しか表さない。
・目的の pour は必ず必要である。
・前置詞 durant は必ず名詞の手前に置かれる。
・副詞は性数一致をしない。
・café はいつも名詞である。
・辞書に記載されて用法は間違いである。

人間、思い込みは禁物です。

知らないことが世の中にはたくさんあって、それを少しずつ知っていくのが楽しいのです。

Pas vous ?

ご参考まで



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