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今日覚えたい発音

おばあちゃんと文法

スマホの音声認識機能を起動させて、フランス語を認識する状態にしてみてください。

そこで、フランス語で「(おばあちゃん) "la gra…"」と言ってみてください。
次にまた、フランス語で「(文法) "la gra…"」と言ってみてください。

うまく認識されましたか?
問題なく認識された方は、鼻母音と単母音の区別がちゃんとできているということでしょう。

今回は文でなく単語だけを言って確認をしてもらった理由は、だんだんスマホ等の音声認識機能が進化をしているので、文単位で言うと発言内容を考慮に入れて「忖度」をする可能性があるからなのです。

la grand-mère(おばあちゃん)の発音記号は [grɑ̃-mɛʀ]
la grammaire(文法)の発音記号は [gra.mɛʀ] 

(ほぼ)唯一の違いは [ɑ̃](鼻母音)か [a] (日本語「ア」とだいたい同じ音)ですね。
[grɑ̃] と発音するときに、親指と人差指で鼻翼部(小鼻)を軽く押さえてみてください。震えているのを感じましたか?

その空気の振動が「鼻母音ができている証拠」なのです。

次は鏡を見てください。
grand と言った直後に顎が動いて口の形が変わっていません?うまく grand-mère が認識されなかった方は、口の形が変わって唇が閉じてしまっている可能性が高いです。唇を閉じると…

そう [m] の音が聞こえてしまいますね。

ぼくはどんな風にして間違えられない工夫をしているか、をお教えします。
la grand-mère の方は、 grand の箇所をほんの少しだけ長く発音することで、「鼻母音ですよ」と確実に話し相手に認識してもらうように心がけています。
la grammaire の方は、m を2回(だって mm って書きますからね)と言うか、[a] の音を早々と力上げて [mm] をすぐに言うのです。

これで、間違えられないはずですよ。

しかし、音の話を文字にするのはかなり難しいですね。ぼくの文章力では限界があります。

という訳で!
近いうちに YouTube でなんらかの「発音講座」を始めます。
只今企画段階ですが、やはり発音講座は「音と映像」が必要だ、と思っているのです。

今しばらくお待ち下さい。


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