見出し画像

今日覚えたい文法

今日映画が封切られました。
C'est aujourd'hui qu'est sorti le film.

ひょっとして、なんだか気持ち悪いフランス語に感じられますか?
いや、いたって普通のわかりやすいフランス語です。

映画が封切られる:sortir (en salle)
この表現は覚えましょう。シンプルに sortir で問題ありません。

*sortir /sɔr-tiːr ソルティール/  
(▷名sortie2, 形sorti)(英go out; take out)自動/他動/代動/男 (過分:sorti)
━ 自動(助動:être)(♦多くの場合,起点を示すdeを伴って,〔~ de qc〕の構文をとる)
(…)
7 〔新作・新製品などが〕公開される,発売される,出版[刊行]される,封切られる
Son dernier roman vient de sortir.
彼(女)の最新の小説が出版された
Ce film va sortir en septembre.
この映画は9月に封切られる

プチ・ロワイヤル仏和辞典第5版

*独り言
自動/他動/代動/男 ←男、ってなに?

提示表現(強調構文) " C'est …. que 〜" を使わないで書くと次のようになります。

Le film est sorti aujourd'hui.
この表現の「今日」を積極的に相手に伝えたいときには、 "C'est … que 〜" の … 箇所に aujourd'hui を入れます。

C'est aujourd'hui que le film est sorti.

これでいいのですが、動詞で文が終わっています。これはなんとか避けたい…

理由はわからないのですが、「動詞で文が終わること」をフランス語話者は避ける傾向にあります。
こんな時には「倒置」です。「主語と動詞」をひっくり返してみましょう、

C'est aujourd'hui que est sorti le film.
que est が美しくないですね。もちろんココでは Élision(エリジョン)しますよ。

C'est aujourd'hui qu'est sorti le film.
はい、できあがり!

おまけです。

「今日はひな祭りです」
C'est aujourd'hui qu'est la fête des filles.
これでいいでしょうか?

まあ、ゆっくり考えてください。
答えはいつかどこかで書きます。
たぶんね…

コメント欄で議論いただくのは自由ですが、ぼくに質問されても困ります。
「いつか書くネタ」なので、反応は控えておきます。

ご参考まで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?