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今日覚えたい文法

"en être à" ってどういう意味?

意味を考えることなく、上記の表現を活用してみましょう。

J'en suis à Paris.
J'en suis au château de Versailles.
J'en suis à la page 15.

On en est au dessert.
On en est à l'été.

J'en étais à Aix.
J'en étais au refrain.

"être à" は物理的に「〜にいる」を表します。

Je suis à Paris.
いまパリにいる。
自宅ではなく、学校でもなく、居場所は「パリ」なのです。
それ以上の情報はありません。

携帯電話で最初に発する表現 "T'es où ?" - "Je suis à Paris."
は、単純に相手の居場所を尋ねているのです。

一方 "en être à" は、脳内で見える景色が違います。

J'es suis à Paris.
なるほど、A地点からB地点への移動途中であったり、フランスの地理を学んでいる最中で今はパリを学習中であったり、フランスの県番号を全部覚えてしまおうと奮闘中でやっとパリまで覚えられたとか。

J'en suis à la page 15.
300ページもある参考書を学習中だと、まだまだ先は長いですね。

On en est où, dans le livre ?
- On en est à la page 15.

先週の記憶さえ怪しいぼくが、しっかり者の生徒さんによく確認のために使うフレーズです。
先週の進度の確認だと、半過去形を使うこともしばしばあります。

On en était où, dans le livre ?
- On en était à la page 15.

J'en suis au château de Versailles.
歴史の勉強中なのか、移動中なのか、マラソン中なのか。

On en est au dessert.
やっとデザートですね。後1時間位でパーティーから開放されるでしょうか。
On en est à l'été.
一年を通して何かを作っているのでしょうか。春が終わって夏なのです。秋に向かって何をしましょう。

J'en étais à Aix.
旅行計画書があって、 旅の途中 Aix にいたのでしょうか。次は Avignon へ行くのかいつもとは違って Uzès に行くのかもしれません。
J'en étais au refrain.
ギターの練習でサビの部分で電話がかかってきたのか、またコードを間違えたのか。そこからまたやり直しでしょう。

ところで、"Le temps des cerises"(さくらんぼの実る頃)という歌の出だしの歌詞をご存知ですか。

Quand nous en serons au temps des cerises
Gai rossignol, merle moqueur(冠詞がないのは気になさらずに)
Seront tous en fête

一行目から
Quand nous en serons au temps des cerises
と "en être à" が単純未来形で使われています。
次の動詞も seront と単純未来形です。

どういう景色が浮かびますか?
ここからは明日の解説をお待ち下さい。

A suivre…
A demain !

ご参考まで

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