見出し画像

今日覚えたい文法

時間が先か、行動が先か。

「週末はずっと本を読んでいた。」
フランス語にしてみましょう!

今日は「考えてみましょう」ではなく、すぐに回答例を書きます。
「待って〜」という方は、一旦パソコンを閉じるかスマホを裏返して、そのへんにある紙に書いてみて下さい。(もちろんこれくらいは、まず声に出してからのほうが「実践練習」に近いですよ。)

構造で考えると2つの可能性がありそうです。

J’ai lu des livres (tout) le weekend.
「週末はずっと本を読んでいた。」

文字は左から右に理解を進めていきますね。
(最後まで読んで訳を作るのは、日本人の「訳読中心の悪しき習慣です)
音声は聞こえた順番に理解をしていきます。

まず「本を読んだ」ということが伝わり、次に「いつ」が伝わりますね。
考えてみると、日本語ではこれ以外の自然な表現で「週末は本を読んでいた」と伝えるのは難しいですね。

フランス語には別の構文があって、時間とそこにおける行動を伝えるには、次の文のほうがより「具体的」に感じられます。

J'ai passé (tout) le weekend à lire des livres.

まず、「週末の話ですよ」と言って、次に「読書をしていたのです」と具体的な行動を提示する。慣れてくると、このほうが脳内で映像を作るのに向いていることがわかります。

「本を読んだ→週末」と言うと、本を読んだイメージが時間の表現で上書きされてしまいます。
「週末→本を読んだ」というと、本を読んだイメージが最後に来るので鮮明に脳内に残っています。

"passer + 時間 + à 動詞の原形" という構文を是非覚えて使ってみて下さい。

  1. Je vais passer les 3 jours de congés d'affilée à préparer des cours.
    2. Je vais préparer des cours pendant les 3 jours de congés d'affilée.

いやあ、1. の文のほうがしっくり来ます。

ご参考まで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?