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くるみ入り田作りレシピ

ここ数年、毎年おせち料理の写真をインスタに上げています。

年末年始はいつも仕事に追われているため、おせち作りのモチベーションは決して高くはないけれど、それでも毎年ギリギリから始めて、ありあわせのお料理を何とか重箱に詰めて形を整えています。

フランス菓子屋さんが本業なのでル・シャンティエのおせち料理というわけではないけれど、気づけばもう何十年も作り続けているのが、この「田作り」です。

お正月料理としての田作りは煮干しを甘辛く煮たお料理だけど、長年作り続けてかなりオリジナルなものになっていると思います。
うちでは通称「煮干しのカリカリ」「人間のカリカリ」(猫のカリカリではないという意味)と呼ばれています。

オーブンでカリッと水分を飛ばした煮干しやちりめんじゃことくるみをカリカリに飴がけしたもので、ちょっとしたスナック代わりに最高です。

お菓子屋風に説明すると「くるみのキャラメリゼちりめんじゃこ入り」という感じです。

毎月かなり適当に作っていますが、今年のレシピを載せておきます。

・ちりめんじゃこ 40g (1袋)
・くるみ 120g
・グラニュー糖 120g
・醤油 フライパンの周りにぐるりと1周半

ちりめんじゃことくるみは、それぞれ別の天板に広げて140℃くらいのオーブンでから焼きする。薄く色づいて香ばしくなるまで焼く。

フライパンに水を大さじ1程度とグラニュー糖を入れて、中火で加熱する。全体をゆり動かしながら、べっこうあめくらいの薄い茶色に色づくまで加熱する。

醤油を加えて、泡立ったところにちりめんじゃことくるみを一度に加えて、全体をよく混ぜてなじませる。

天板に広げたオーブンシートの上に、くるみとじゃこが固まりにならないようにほぐして乗せて冷ます。冷めるとそのままくっつくので手早くすること。

あら熱が取れたら完成です。ジップロックなどに入れて保存します。



カリカリ感がとてもおいしいです。

プラリネを作る時にアーモンドやくるみなどのナッツを砂糖でキャラメリゼする場合は、基本的にナッツと砂糖は同量にしています。今回はじゃこが加わる分、キャラメル感は控えめになるので、砂糖を減らしたい場合は2割減以内に止めるのがおすすめです。
お菓子屋レシピなので、いつもお砂糖はためらうことなくザバザバ使っています。
伝統的な田作りというよりは、「くるみのプラリネのじゃこ入り醤油風味」という感じのお菓子です。とてもおいしいです😎。

使う小魚の大きさは、普段はもっと煮干しっぽいサイズ感のを使っていますが、今年はサイズ大きめのちりめんじゃこ発見したので、両親は最近固い食べ物が辛いしこっちにしてみようかな、と思って選びました。お好みの大きさで良いと思います。

作ってみてね!

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