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僕の好きなクリエーター038コロッケ

コロッケってあの食べるコロッケ?』と言われそうだから、説明しておきます。僕の言うコロッケとはモノマネお笑い芸人のコロッケです。
若い人はコロッケという芸人がいることも知らない人がいるから一度YOUTUBEか何かで見たらこの人のおかしさがわかるでしょう。
そこまでして読みたくないという人はスルーしてくださいな。

モノマネというより記号化


僕はコロッケの岩崎宏美のシンデレラハネムーンが大好き!コロッケが顎突き出して、『いつでもー二人はーシンデレラハネムーンンパンパンパンパと踊るとき、ぜんぜん似てないはずなのに、どこが岩崎宏美なのって言われても仕方ないはずなのに。岩崎宏美に見えるんだから!

ロボット五木ひろしなんかも、
コロッケの顔が五木ひろしの顔に眉 目 口って順番に見事に似てくる。こりゃすげえ!五木ひろし以上に五木ひろしに見える。ということは、似てないはずが似てくるのは特徴をデフォルメ、拡大解釈しているからなんである 拡大解釈っていうのは記号化しているんですねえ!コロッケ美川憲一も『いいえわったしはさそりざのおんな あーん』と歌う。
美川憲一が歌ってるのと違う。美川憲一は『あーん』 なんて言いません。でもコロッケの『あーん』が 本物だと思っている人がいて、美川憲一にどうして今日は『あーん』て言わないんですかって?聞きく人がいるらしい。本物よりも本物の特徴が出てしまっているってことですねこれ。

早回し五木ひろしとか、早回し森進一とか 時間軸をいじくった時のあのおかしさ。時間を記号化する時の特徴の捉え方。コロッケの芸はまさに特徴を捉えて強調することによっておかしさをより拡大して表現しているんですね

コロッケとピカソ

話は変わりますけど。絵画でコロッケの表現の様な絵を描く人がいましたね? それはピカソです ピカソの絵がどうもわからないんだよねっていう人がいたら、コロッケの芸風を見てまず笑おう!

コロッケの芸がおかしい 似ている 面白いと思える人は ピカソの絵がわかるかもです。

ピカソもモチーフの特徴を濃縮させている。そして時間軸をいじっているんですね。同じことをしている つまりは物事の記号化です。

ピカソは何を記号化しているのか?たとえば
泣く女という絵があるけど、実際女が泣いている写真よりも泣いている感が出ている。もうハンカチで涙を拭いてハンカチをイーって噛んで引っ張って顔をくちゃくちゃにして鼻水出しまくっている。

正面から見た顔と横から見た横顔とあっちこっちに手を顔にあてて、額にしわを寄せてワンワン泣いている。
色も、赤と黄色とグリーンのコンビネーションこの落ち着きのない感じ。泣いてる女を長い時間観察して、時間まで記号化して 凝縮してぎゅーっと絞ってキャンバスにバチっと貼り付けたらこの作品になったって感じです!

実際の女が泣いている写真をみるより、泣いている。 まともにこの絵を見たらこの絵のどこが泣いているんだ?実際の女が泣いていてもこんな絵にならない!泣いている写真とは程遠い!これは単に変な絵だって思う人は、

コロッケの岩崎ひろみの芸風もわからない人かもしれません だって実際の岩崎ひろみとは程遠い。 五木ひろしも全然似てない。でも岩崎ひろみ以上の岩崎ひろみ 五木ひろし以上の五木ひろし 美川憲一以上の美川憲一です。そこにおかしさが拡大される。  コロッケを見るみたいにピカソを見たら。あーそいうことかって絵の方もわかるかもね。笑


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