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リース取引の基本的な流れ

こんにちは、マコトです。
残念ながら、本日で夏休みが終わってしまうので気持ちが沈んでおりますが、引き続きnote投稿という新たな挑戦に向けて精進してまいりたいと思います。

第2回目の投稿は「リース取引の基本的な流れ」についてお話したいと思います。本当に基本的な内容になりますので、リースについて基本的事項を知っていただいている方は、流し読みしていただければ幸甚です。

では、早速はじめていきましょう!

リース取引の基本的な流れ
まず最初にリースとは何かという説明をすることが多いかと思いますが、いきなりリース会計基準等の説明があっても内容が入ってこないかと思いますので、リース取引の基本的な流れを説明していきたいと思います。

あなたは中小企業の社長です。
事業拡大の為、設備投資が必要ですが、資金繰りの観点からリースを利用しようと考えいた場合、以下のような流れで取引が進みます。

リース取引の基本的な流れ

①賃借人(設備を使用したい企業)が欲しい物件の選定
②物件選定後、リース会社に契約申込
(実際には複数リース会社による相見積が多い)
③賃借人とリース会社でリース契約を締結
④販売会社(設備を売る企業)とリース会社で売買契約を締結
⑤販売会社がリース物件の搬入
⑥物件受領書(問題なく設備が搬入されたことを証明する書類)を回収
⑦リース会社が販売会社に物件代金を支払う
⑧賃借人と販売会社で保守契約を締結
(実際には、購入段階で保守内容について決定しているケースが多い)
リース事業協会のHPより参照
https://www.leasing.or.jp/information/finance.html

ポイントは3つあります。
1.リースは賃借人が欲しい設備を購入することができます。
レンタルはリースと似たものとして解釈されることが多いですが、
レンタルはレンタル会社が元々保有している物件を賃貸借します。
一方で、リースは賃借人が欲しい設備を指定することが可能です。
(リース、レンタル、割賦の違いは別noteで投稿致します。)

2.リース会社の選定について
上図のリース取引の流れ①⇒②の過程になりますが、
リースに慣れている企業であれば、お抱えのリース会社は複数社あります。
欲しい物件が決まっているのであれば、条件を複数のリース会社に伝えて、
リース会社に見積を出させます。
基本的には一番低いリース料を提示したリース会社が選定されますが、
営業の好みや提案力によっては単純なリース料では決まらないこともあります。これぞ営業の醍醐味ですよね。

3.リース契約締結後に売買契約を締結の流れは超重要
上図のリース取引の流れ③⇒④になりますが、
④⇒③になってはいけません。リース会社に入社して一番最初に習うポイントです。④⇒③になった場合、売買契約を締結した後に、リースにて物件を調達希望をしていた社長が「やはり設備投資は来年することになったわ」と言われてしまった場合、大問題になります。
リース契約を締結していなければ、社長が設備投資を取りやめることをできてしまいます。その為、売買契約のみ残ってしまい、リース会社にとって価値が見いだせない設備を購入せざるを得なくなってしまうのです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
次回はリース契約の特徴とリース料の構成要素について解説していきます。

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