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灯台下暗し

今日、たらこを作りました!

自家製たらこ


わたしはたらこが大好きなのにイギリスにきてから食べることがなかったんですよね。

でも、この間お友達といったカーデフのマーケットの中のお魚屋さんで牡蠣が売っているのをみて
(フィッシュマーケットは初めてじゃなかったけど、サーモンとイカとエビと岩のりくらいしか見ていなかったんですよね。)

カーデフで売ってるならうちの近くでも!と思って
こないだ近くのマーケットの中に入っている何件かある魚屋さんをじっくり見て回ったら

あるあるあるーー

そこで助子を見つけたんです。
前から、イギリスのスーパーモリソンズで
「助子」が売っているからそれで「たらこ」が作れるよ。
と言う話は聞いていたんですけどね。
私はいつ行っても、見つけられなかったんですわ。

と言うことで、今回は「おおおー見つけたー」といって
ホイホイ購入。
さらに、新鮮なマグロと牡蠣も購入。
新鮮なマグロはテッカ丼にしてガツガツ食べました。
牡蠣はうまく開けれなかったので今回は失敗気味だったけど、
それでも美味しかった。

さらに!ウェールズには岩のりも売っているんですけどね、
それは、そのまま食べると味がないんで、(ただのわかめペースト)
ウェールズの人は
岩のりとオーツ麦混ぜて平たくしてベーコンをカリカリに焼いた油で
焼いて食べるらしいですよ。
マミータさんのこちらのリンクにレシピが載っていますよ。
(作ってみたけど、めっちゃ美味しかった。)

ラバーブレッドとコックルとオーツ焼き



これに、友達が教えてくれた、
ダブルクリームと塩をちょっとかける方法。
これで、「私、、、ジェミーオリバー?」って言うくらい
「美味しいわーーー」と一人で唸ってしまいましたよ。

でも、やっぱり日本人なので、
「ご飯ですよ」でしょう。

と言うことで、今回は「ご飯ですよ」もどきも作りました。


ウェルシュラバー岩のり、ご飯ですよ



出来立ての熱々ご飯に、「ご飯ですよ」もどき、と自家製たらこ!
「ご飯ですよ」の味を忘れてしまっているので、これでいいかわからないけど、2日目は味が染みて美味しくなっていた!


南ウェールズは海のそばで、
うちは一番近い海から車で15−20分くらいのところなのに、
海といえばサーフィンとかサップとか遊ぶことしか
かんがえていなかったのですが、

海産物も豊富じゃないか!!!

と、突然目の前がひらけましたよ。
今まで20数年もウェールズに住んでいたのに
私はぐーぐー目を閉じて眠っていたようです。

人間って面白いですね。

目の前に宝物があっても見ようとしていなかったら何も見えない。

この20年
「たらこが食べたい。。」
「牡蠣が食べたい」
「刺身が食べたい」
「新鮮なタコやイカが食べたい」
「大きいエビをフライにして食べたい」

と、ぐるぐる頭の中を駆け回っていましたけど、
なーーんだ。
多分、日本の実家の近くのスーパーより
新鮮なお魚ちゃんたちが、すぐ近くにいたじゃないか!!

灯台下暗し

とはまさにこのこと、、

この間も書いたと思うけど(どこかで)
人ってみたいものしか見ていないことが多いんだなって思う。
四葉のクローバーの話を聞いたことがあるのだけど、
誰かよく見つける人の近くにいると、自分も簡単に四葉のクローバーが見つけられるとか。

今回の魚やさんの話も一緒。
前に「海が近いところに住んでいるなら海産物たくさんあるんじゃない?」
と言われていたのに、
「えーーあるけど、お刺身とかないしー」と
勝手に「ない」と決めつけていた。
でもこの間「あ、こんなにいっぱい色々な魚がある!」と思った途端
次から次へと美味しそうな魚が目の前に現れてくるんだな。
現れてくるというか、、本当は前からあったのに「ない」と思い込んで
自分が見ていなかったんだ。

思い込みの幻想に陥らないで、頭と目をしっかり見開いていると
もっともっと見えていなかたものが見えてきて、
美しいものを感じられ幸せ度が高まりそうだな。

と、美味しいものを食べると哲学的になってなってくるのでもあります。

ウェールズの春ももうそこに。。

ウェールズの春





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