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目的・目標を絞らないとパンクする

この前のまなびかたクリニックで授業をしてたときに取り扱った話題。
人がいろんな目的や目標を一気に達成するのはなかなか難しい。

一つ一つ小さな段階(目標)を踏んで目的に到達する。

でも、その目標立てが意外と難しい。いろんな人から「これやりなさい」、「これもやった方がいい」と言われる、確かにそれはその通りだ。

だけど、言われたことを一気にやっていこうとするとパンクすることがある。その人の現状に見合っていないからである。

学校の課題に取り組むこと

これも、学校の授業をまともに理解できていない子にとっては、本来難しいことであると思う。

このときに「理解しなくてもとりあえず終わらせてしまえばいいや」と思う生徒は、理解することを目標にはせず、提出することだけを目標にして課題に取り組む。

一方で、そのように割り切ることができずに「一個一個理解しないとだめだ、答え写すなんてダメだ」と思う生徒は、結局提出することも困難になることがあるでしょう。本来、学ぶことが大切だと思っているが故に、未提出という一見、やる気がないと思われることにつながってしまう。

学校の宿題はどのように捉えるべきなのか?

たぶん多くの子は、柔軟に「これはわからないからとりあえず答えを写せばいい」「これは分かりたいから調べて考えよう」を無意識的に判断して、学校の宿題に取り組んでいると思う。

ただ、「一個一個理解しないだめ、答え写すのはだめ」とこだわりを持っている子だと、この柔軟な切り替えが困難になることもある。

もしかしたら、そういう子にとっては、宿題の段階では全ての問題を理解することは一旦捨ててみるのも大切なのかもしれない。

宿題を提出するという目標を持たない子であれば、ゆっくりと全ての問題を理解していく形で取り組めばいい。

ただ、そうではなくて、宿題を提出するという目標を持つのであれば、宿題の内容について全て理解するということは一旦捨ててみても良いのかもしれない。

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