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社会が嫌いな生徒に伝える、社会の用語を覚えるために大切なこと

社会の用語なかなか覚えられない。社会の用語覚えるのが嫌だ。
そんな悩みを持っている生徒さんもたくさんいると思います。

社会科が嫌いな生徒たち

まなびかたクリニックで子どもたちに授業していてと、よく出会います。
ある子はこう思うかもしれません。

なんで自分は覚えることができないんだろう?頭が悪いのかな?

また、他の子はこう思うかもしれません。

なんでこんなつまんないものを成績良い子たちは、みんな覚えようとするの?

社会の用語をスイスイと覚えていく生徒、社会の用語を覚えるのが嫌じゃない生徒と自分は何が違うのだろうか?
そこには学習の仕方の違いがあります。その学習の仕方のポイントについて書いていきます。

学習のポイントは用語のイメージを豊かにすること

この用語は具体的にどんなものなんだろう?そんなことに疑問を持って、用語に関連する知識を豊かにしてみてください。

地名・・・資料集の写真を見てみる、教科書の該当箇所を読んでその地名の特徴について知識を豊かにする。(へー。ふーん。そうなんだー。と楽しんでみてください。)
出来事・・・教科書の該当箇所を読んでみる。その出来事が起きた背景などについて知識を豊かにしてみる。(へー。だから、この出来事が起きたのかー。この出来事をこの人が起こしたのかーとか、楽しんでみてください。)

知識を結びつけておくことで記憶がしやすくなる。

こんなことをするのはなぜか?

まず単純に「そちらの方が楽しいですよ」とお伝えはしたいですが、記憶の面でもそれが有効だからです。

人は記憶する時、いろんな知識と結びつけることで覚えやすくしています。それを心理学の用語では精緻化と呼びます。

その言葉が何を意味しているのか、分からないけど覚えなさいと言われて覚えれますか?

「ツンドラ気候」

これの意味を全く分からずに用語を覚えるのと、下記のような説明があった上で覚えるの、どちらが楽だと思いますか?


「そんなことやっている時間はないよ」と思う子も多いと思いますが、もしよろしければ試してみてくださいね。

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