見出し画像

勉強で大きくつまずいている子にオススメの勉強法

まなびかたクリニックには勉強でつまずいてしまった子がよくやってきます。


今日の記事では、勉強で大きくつまずいている生徒にオススメの勉強法について紹介します。

勉強で大きくつまずくとは、それより前の単元もできていない状態

勉強で大きくつまずくというのは、今習っている分野のことが分からないだけではなく、それ以前の単元が分かっていない状態であることがほとんどです。

簡単な例で説明します。

【算数】現在は小学校2年生、掛け算の学習をしています。5×4+3=23。
こんな問題ありますよね。でも、この掛け算の問題、よくよく見てみると、足し算も入っています。
教科の勉強はこういうことがよくあります。以前に習った単元の知識も組み込んだ問題がよく出されるんです。

大きくつまずいているというのは、この掛け算の問題だけではなく、足し算の問題も「よく分からないんだけど・・・」となっている状態を指すものだと考えるとします。

良い学習方法が勉強に大きくつまずいている子には適さない場合もある。

分からない問題の勉強の仕方は何種類かあります。
今回は、一般的に良いとされる勉強法について、それぞれの問題点について指摘しておきますね。

①問題集の解説を読み込む
この勉強の仕方はとても良いんですが、大きくつまずいている子たちには適さないことがよくあります。先程の算数の問題で考えてみましょう。
あの問題は掛け算の問題です。なので、解説で詳しく説明しているところは掛け算のやり方についての説明です。足し算がメインの問題ではないので、その部分は解説がされていません。
なので、以前の単元でわからないところがあると、解説を読んでもどこにもヒントが書いていなくて、結局分からずに困ってしまうことがよくあるんです。
②教科書や参考書で調べる
この勉強の仕方もとても良いやり方なのですが、大きくつまずいている子たちには適さないことがよくあります。先程の算数の問題で考えてみます。
大きくつまずいている子たちは、足し算の箇所が分からないことに気づいても、教科書や参考書のどこを調べればいいのかが分からないんです。
ある程度の足し算の知識がある子なら「あ・・・足し算を調べればいいか」と思うでしょう。でも、大きく躓いている子は、これがどこの知識に該当することかを判断することができません。
なので、結果として、教科書や参考書を調べてみようと言っても、どこを調べればいいかわかりません状態になります。

以上のように、勉強に大きくつまずいている子には、本来良い勉強の仕方とされていることが適さないことがあります。

勉強に大きくつまずいている子は、先生に質問をしよう

この時、おすすめの勉強方法は、分からないところを先生に質問するという方法です。理由は二つあります。

①先生は以前の単元も含めて分からないところを解説してくれる。
先程述べた通り、大きくつまずいている子たちは、以前の単元が分からないために問題が解けないことがよくあります。
しかし、問題集の解説には以前の単元のことを踏まえた解説は載っていません。なので、問題集の解説を使った学習には限界が生じます。
一方で、先生は柔軟に対応してくれるので、その前の単元についても丁寧に説明してくれるはずです。(してくれない先生は先生じゃないと思いましょう)
②どこで習った知識なのかを教えてくれる。
それに加えて、分からなかった箇所はどこで習ったものなのかも教えてくれる先生も稀にいるでしょう。そうすると、儲けものです。その箇所を集中的に勉強すれば、問題は解けるようになります。

以上の理由から、勉強に大きくつまずいている子は、一人で抱え込まずに、どんどん先生を活用してみることがおすすめですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?