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note立ち上げから半年。地方IT企業が1記事平均57スキ♡工夫している4つのこと

こんにちは!learningBOX広報PRの佐藤です。
私たちは「世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創る」というパーパスを掲げ、学習管理システム「learningBOX」を開発している兵庫県たつの市のIT企業です。

2023年もいよいよ終わりですね(早い!!)。
learningBOXの企業noteを7月に立ち上げてから半年が経ち、今回の記事で7本目の公開となりました🎉noteさんが提示してくれたlearningBOXの「noteまとめ」を見ると、まだ知名度もない田舎町の小さな地方IT企業のnoteでもこんなにたくさんの人たちに読んでいただけたのだなぁ…としみじみしました🥹

2024年2月22日にネオキャリアさんと共催セミナーを開催します!

実は、上記の「よく読まれた記事」のトップに君臨した「未経験ひとり人事が立役者!地方IT企業の社員人数を25倍にした4つの採用成功のコツ」の記事がきっかけで、ネオキャリア様よりお声かけいただき、2024年2月に共催セミナーを開催することが決まりました!

当社ひとり人事の福本が登壇しますのでご興味ある方はぜひお気軽にご参加くださいませ!(実は福本はセミナー初登壇!貴重な話が聞けるかも…✨)

ありがたいことに、最近複数の他社広報さんからも企業noteについて質問をいただく機会も増えました。
そこで、今回は、私広報PRの佐藤が企業note運用で工夫していることについて簡単にお話しさせていただければと思います。これから企業note立ち上げを検討されている方にも参考になれば嬉しいです!

①「なぜやるのか?」目的を明確に

企業noteを始めるのはカンタンだけど、続けることがとても大変…!と感じているこの頃。やはり目的を明確にしていないと続けていくモチベーションが保てないと思います。
当社の場合は現在無料で運用しているので「お金もかかってないから今月は記事書かなくてもいいかな…」という甘えが生じてしまい、他業務を優先して気づけば数か月ほったらかし…なんてことも(実際に、私も8月~9月は他業務で忙しくnoteをサボってしまい、慌てて10月に3本3週連続公開して挽回しました…)。
そうならないために、なぜnoteをやるのか?という目的を常に意識していないといけないなと。そして、その目的を定めるためには、今の課題を明確にすることが先決です。

「課題を解決するための施策=note」と理解すれば、イヤでも「やるしかない!」となります(笑)。

learningBOXの課題

learningBOXは教育分野に特化したEdTechの小さな地方IT企業で、BtoBの無形商材を扱うため、まだまだ露出も少なく知名度もないです。教育に携わる方々には多少知られていても、一般の方は日常的に目に触れる機会がありません。
そのため、いくらオウンドメディアでがんばって記事を書いても、顕在層の一部の方に読んでいただける程度で、広義的な認知には繋がりません。

けれども、私はlearningBOXが地方IT企業でありながらも社内外での取り組みはとてもインパクトがあって社会貢献性も高く、教育に関わる人以外にも知ってもらいたいことがたくさんあるなと感じていました。
「もっと広い層に知ってもらうにはどうしたらいいか?」と考えたときに、当社はXの企業アカウントもあるのですが、そのSNSとの相性も良いnoteが適しているのではないか?と。noteなら、教育業界のみならず潜在層も含め幅広い層のユーザーが読者となり得るので、テーマ次第では記事を通してlearningBOXのことを知っていただける入口になるのではないかと考えました。

②各媒体の役割、導線を見える化

当社では、社外広報としてWantedlyとオウンドメディアで運営しているコラムがあります。noteという媒体を増やすからには、他媒体との差別化をする必要があります。当社ではWantedlyは人事、自社コラムはマーケティングメンバーが運営しています。それぞれの担当メンバーにどんな目的で、どのように運用しているのか?についてヒアリングをさせていただき、それぞれの位置づけや役割を明らかにし、見える化しました。

導線をイメージし図解化

前述した通り、当社は教育系BtoB商材なので、オウンドメディアのコラムには「eラーニングシステム」「学習管理システム」「LMS(※Learning Management Systemの略)」などのキーワード検索で訪問してくれる方はいますが、潜在層はめったに訪問してくれません。
また、Wantedlyは求職者の方がlearningBOXについてリサーチするために訪問してくれるケースも多く、こちらもまたほとんどが顕在層です。
そのため、どちらの媒体も潜在層の取り込みにはまだ課題があることが分かりました。

さらに、学習管理システム「learningBOX」は、企業担当者(toB)に知ってもらいたいサービスですが、ブラウザ上でシステムやほとんどの機能を無料公開しているため、他社学習管理システムと比べても、一般(toC)の方も多くご利用いただいているのも特徴的です。
言ってしまえば、「わざわざ問い合わせをしなくても、試したい時に無料でお試しできる学習管理システム=learningBOX」でもあるので、企業として使う前に個人としてお試しでこっそり使っていただく場合も多いのではないかと想定されます。そのため、noteを「toBにもtoCにもlearningBOXを知ってもらえる最初の認知の入口」というイメージを持って運用しています。

複数メディアを運用している場合は、それぞれのメディアの役割や特徴をつかみ、それらの導線を図解化してイメージすることがとても重要です!
最初にこれをしたことで、「最初の認知の入り口となり得るnote運用は怠ってはならないぞ!」と背筋が伸びたのでした(笑)。

③伝えたいターゲットを明確にする

手紙を書くとき、相手を想いながら書きますよね。手紙と同じでnoteも「誰に届けたいのか」がとても重要だと考えています。

基本的には、learningBOXの企業のコアターゲットは「企業の人事、経営者、教育機関」です。学習管理システム「learningBOX」は様々な企業の社員研修や教育機関でご利用いただいているからです。そのため、コアターゲットの方々からは「学習管理システムと言えば、learningBOX!」と言ってもらえるように第一想起を獲得したいと思っています!

しかし、noteは認知の最初の入り口なので「広報、エンジニア、デザイナー、ブランディング担当、マネージャー」など幅広いターゲットを想定して運用しています。そして、テーマ毎にターゲットを意識して構成を考えるようにしています。
記事のテーマは、私の場合は社内コミュニケーションの中から「このテーマで書きたい!」と自分がトキめいた瞬間に生まれることがあります。それと同時に、「果たしてターゲットに興味を持ってもらえるネタか?」を冷静に考えます。その時に見返すのがこの図です。

このように、ターゲットをマトリクスで区分してみて、それぞれのターゲットに興味を持ってもらえるテーマを想定して仮説を立てておくのもオススメです。ターゲット不在で自分が書きたいことだけひたすら書いた文章は誰からも共感をもらえないと考えているからです。
例えば、他社広報さんにも共感をしてもらえるような視点で社内広報の苦労を記事の中に加えてみたり、IT企業としてエンジニアさんにも「こんな地方IT企業もあるんだ!」と知ってもらえるように、AI機能開発の裏側のインタビューを書いてみたり。

「これやりました!できました!」という成功ストーリーだけではなく、そのプロセスにおいて苦労したことや失敗についてもオープンに伝えることを意識していました。ここは共感いただけるポイントだと思うので、必ず入れるようにしています。

ちなみに、冒頭にもお伝えした通り、今までの記事の中で最も多くの方たちに読んでいただけた記事がこちら。

この記事のターゲットは人事・採用担当者、もっと言うと「ひとり人事」でした。インタビューの中で「ひとり人事ならではの苦労」も盛り込みつつ、採用テクなどもかなりオープンにしている記事です。
さらに、「地方採用」がテーマでしたので、タイトルやキーワードも慎重に考慮しました。その結果、今までの5つの記事は狙ったGoogle検索キーワードでは「圏外(100位以下)」でしたが、この記事は「地方 採用 コツ」のキーワードでは23位という快挙(2023年12月15日時点)!SEOとしても長く上位に上がっていることから、noteからも4週連続お祝いしてもらえました✨

そして、スキをしてくれた方々は人事・採用担当の方が多く見受けられ、同じポジションの方々に広く共感いただけたことが分かりました🥹

④直接的な結果を求め過ぎず、テーマは広く

いざnoteを立ち上げるとなると、当然結果も求められると思います。けれども、私は「問い合わせ〇件」「スキ〇件」などの相手の行動による目標設定はしないようにしています。あくまで自らの責任を全うするための行動目標のみで「1か月1件公開」。今はこれだけにしています。

この企業noteは、主に事業広報を目的にしており、先にお伝えした通り、noteは認知の入り口と捉えて運用しています。入口に入ったばかりのターゲットの人が、1つのnote記事読んだだけでダイレクトに問い合わせしてくれるほど、うちは大手有名企業でもありません。人の購買プロセスはそんなに単純じゃないですし、そもそも当社は認知が足りていないので、現段階では継続して情報発信していくことを目標としています。
そのため、記事のテーマも教育系に絞り込まず、広義的に各ターゲットの方々が興味を持っていただけそうなテーマを選定し、記事を書くようにしています(オウンドメディアに教育系などの専門的なコンテンツを展開しているので、noteでそれは語らない!という主義です)。


他にもいくつかあるのですが…長くなってしまうので今回はここまでとします。もしご興味ある方いらっしゃいましたらいつでもお声かけください!

「兵庫県たつの市の地方感」をブランディングに

最後に、noteでのブランディングについても簡単にお話ししたいと思います!
まだまだ伝え切れていないので何度も言いますが、当社は兵庫県たつの市にある地方IT企業です。
noteを立ち上げる時、社内のクリエイティブディレクターとデザイナーと一緒に他のIT企業のnoteトップ画面をチェックしながらデザインの方向性について検証しました。なかにはロゴをカッコよく配置したり、おしゃれなオフィス風景写真がヘッダーに貼られていたり、とても洗練されているものが多いことに気づきました。
「オシャレなスタートアップやベンチャー企業とはビジュアルで競っても勝てない…」と考え、ならばうちのオリジナリティである「兵庫県たつの市の地方感」を全面に出そうではないか!という方向性に決まりました。

少しでもインパクトを残せるように、オリジナリティとなる「兵庫県たつの市の風景」の写真をチョイスし、写真の上には2023年7月に策定したパーパスを載せることにしました。
しかし、これまたただ文字を載せるのではなく、手描きで書いてエモさを出そう!ということに。「note運用しているまるこさんの字がいいのでは?」とチームメンバーから提案いただいたので僭越(せんえつ)ながら、これは私の手書き文字です。最初は「字のヘタくそな私なんぞがいいのか!?」と思いましたが、いざ載せてもらったらnoteへの思い入れも一層強くなりました!

来年も面白い施策を検討中ですので、2024年もlearningBOX企業noteをよろしくお願いします😊

さいごに

以上、ざっくりですが、企業noteで工夫していることについて簡単にご紹介させていただきました。立ち上げからの半年間を振り返ってみると、一つ一つの記事作成に快く協力してくれた社内メンバーへの感謝の気持ちと、スキやフォローをしてくださった皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいです✨

learningBOXの企業noteもまだまだ試行錯誤の最中です。これから企業noteを始めようとされている方や、再開しようとしている方へ。一人でも多くの方に読んでいただけるようなnoteを目指して、一緒にがんばりましょう!!

学習管理システム「learningBOX」には豊富な機能が備わっており、社員研修/採用試験/昇格・昇進試験/学校教育/検定・資格試験/コンテンツ販売など、さまざまなシーンで活用されています。
そして、ありがたいことに、この度「learningBOX」の登録者数が50万人を突破しました🎉

  • 「新入社員研修をもっと効率的に運用したい」

  • 「社内で蓄積されたノウハウの共有ができるナレッジ管理ツールとして使いたい」

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