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今年読んでためになった本3選

こんにちは!アントです。本ノートでは今年読んで役立った・参考になった本を3つ、ジャンル別に紹介していきます!

1.【自己啓発編】仕事は楽しいかね?

<本書を手に取った目的>
 仕事を進めていく中で、「自分自身の課題」「組織の課題」に直面する機会が多くあり、その解決に向かう際のスタンスを学ぶために本書を手に取りました。

<概要>
 仕事における「成功」を収めるためのシンプルなアイデアが「私」と「マックス」の対話によって、読者に分かりやすく伝わる内容になっています。目標設定に対する懐疑的な見解や仕事における完璧主義の否定など、一般的な仕事観に一石を投じる内容が書かれており、「試すこと」の価値が成功者の具体例とともにメインメッセージとして伝えられています。
 実際に仕事場で「どのように試すか」という行動アイデアの部分も本の後半部分で述べられていて、①仕事に関してやっていることの洗い出し ②問題点の書き出し ③仕事上のミスの書き出し の3つがやるべきこととして挙げられています。

<所感>
 
読んだ後に、「明日からでもすぐに実践しよう!」と思えるような気持ちになる、シンプルで仕事における本質をついている本だと感じました。     今、私は所属している部署で営業として、「個人の成果」を求められている状況ですが、個人の成果も担保したうえで自身やメンバーが感じている潜在的・顕在的課題に対しても、アイデア出しを行い、上長に提案することを実践していきたいと考えるようになりました。


2.【会計・ファイナンス編】決算書&ファイナンスの教科書

<本書を手に取った目的>
 決算書・ファイナンスをざっくり理解できるようになることで、自社の数字に対する理解をし、自身が現場で求められる行動と紐づけるために本書を手に取りました。

<概要>
 本書は大きく①財務会計 ②ファイナンス ③管理会計という3部に構成が分かれています。各章においては、主に基礎的な用語(ROE・ROA/資本コスト・WACC・EBITDA/ABC、限界利益率etc...)について簡潔な説明がなされていて、その数字がどのような意味を持つか、具体的な企業の事例等を用いて説明がされるという構成になっています。

<所感>
 
語句の説明が誰もが知っているような日本企業の事例と結びついているので理解が非常にしやすいと感じました。
 読む前の1つの目的だった、決算書・ファイナンスに対する大枠の理解というのはこの本の内容でカバーできましたが、自身の日々の業務に落とし込むという意味では、意思決定するポジションにならないと知識を実践するレベルにはまだ達しないと感じました。
 ただ、自社の立ち位置を客観的に把握するために、競合の決算書などは目を通していきたいと考えるようになりました。


3.【論理的思考編】イシューからはじめよ

<本書を手に取った目的>
 会社にいる以上、会社に利益をもたらせる人間になりたいと考えていて、そのうえで「本当に価値のある仕事」がどのようなものかを掴むためにこの本を手に取りました。

<概要>
 バリューのある仕事をするために、本当に解くべき課題(=イシュー)の設定に重点を置くことの重要性を説いている本です。筆者によれば、イシューとは、①2つ以上の集団で決着のついていない問題 ②根本にかかわる、もしくは白黒のはっきりついていない問題の2条件を満たしているものを指します。本書では、そのイシューの見極め方から実際にそれを最終的な提案に落とし込む方法論まで述べられています。

<所感>
  論理的思考についての本は今までたくさん読んできましたが、「解決するべき課題」についてここまで強調した本は今までなかったなというのが印象でした。イシュー設定以外の、提案に落とし込むまでの方法論の部分は他の本との内容の被りもある気がしました。
 私が所属している企業は大きい会社ですが、組織体制の変化も割と多い部署にいるので、長期的な観点で見た際に、自分が着目した課題に着手することが必要なのかという視点は常に持っているようにしたいと考えるようになりました。


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