【文献要約】ゴールベースシナリオ/ストーリー中心型カリキュラム/看護教育

注意事項:僕が論文を読み進めながら勝手に感じたことをそのまま書きなぐっていきます。僕の偏った思考過程を楽しみたい方は是非お読みください。

引用文献

北村隆始・田中光子・星野早苗・根本淳子・渡邊あや・鈴木克明(2009)ストーリー中心型カリキュラム採用の看護師指導者向けインジェクショントレーナー養成コースの初期検証『日本教育工学会 第25会全国大会』751-752.

『ストーリー中心型カリキュラム採用の看護師指導者向けインジェクショントレーナー養成コースの初期検証』

要約


・2008年度から看護指導者対象「インジェクショントレーナー養成コース」を開始した。看護師指導者向けの静脈穿刺に特化したコースは少ない。本コースは注射技術を基礎に、指導能力や教育に関わる知識・技能・態度を習得する内容を特徴としている。事後アンケートでは好評であるが、コースに関する質問があること、実践行動への取り組みを高めるためにGBSに基づく実践的なカバーストーリーを用意した。さらに、SCCも導入した。

-各種研修会はあるけれども、パフォーマンスを評価するという研修会は少ない印象。時間が少ないというのもあるけれど、完全習得学習を目指すのであれば、きちんんとパフォーマンスまで見ないとだめだと思う。実績作りの研修会でないところが最高に素晴らしい。コース全体をGBSからSCCに変更するみたいですね。

・SCCはSNS型の「クリニカルジョイント」にコミュニティを開設し搭載した。SNS型で行えない人にはFAXで課題の報告書を送付してもらった。

-ちょっとイメージが湧かないな。SNS型なので、そういったシステムを作成されたということなのかな。コミュニティの中でシナリオが進むということでしょうか。

・GBS理論の適応度チェックリストを用いてコースをチェックした。SNSとFAXと見参加者で参加形態に差がないかも確認した。

-んー。ここもイメージが湧きにくい。チェックリストでチェックするのは分かるんだけど、参加形態ごとの適応度の差をどのような視点で分けたのかな?あっ!もしかしてGBSの構成要素とSNSの設定(おそらくシナリオ)というのがリンクしているから、シナリオごとの課題の達成率を出しているのかな?

・協調学習・ピアフィードバックを含め受講者間のやり取りを高めて行く方策を検討することが重要となる。

-そのとおりだよね。協調学習は大事だけど、その前に個別学習をしないと協調学習はほとんど機能しなくなる。ピアフィードバックってなんだ?と思って調べたらちゃんとそういう言葉があるんですね。


僕の勝手な所感

GBSとSCCの全容が見えにくかったけど、抄録2枚に収めようとすると要点を絞るから全部は入れれなかったんだろうな。著者の苦労が分かる。ピアフィードバックって自己の気づきを促すために、「1.他者との対話」「2.相対化」「3.自己との対話」のステップを踏むようです。何となく気づきの過程っていうのが分かる気がする。この過程は使えそうだな。だけどこれって、結構難易度が高そう。まずは、職場内の研修会で使ってみよう。


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