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行動を分析する(続き2)

連載3日目☺️
今日も一昨日、昨日の続きです。
行動の仕組みを知るとやらかしてることを突きつけられますが、冷静に分析することもできるようになりますのでおすすめです。

ドッグライフコンサルタントの佐藤です

これまでの復習

行動を分析するために必要な応用行動分析学の4つの分類の二つを昨日お話ししました。
行動の結果に「なにか」が現れる(正の)ことで行動を繰り返したり(強化)繰り返さなくなったり(弱化)することでした。

今日は残りの二つについてお話しします。

負の強化

行動したあとに今まであった刺激がなくなることでその行動を繰り返すようになることです。
回避行動もここに入ります。

たとえば…
犬のブラッシング中に犬が唸るのでブラッシングをやめる。

犬が唸るとブラッシングという刺激がなくなるので、止めてほしいときは唸る行動が繰り返されるということです。

犬のトレーニングでは、唸ってもやめないでくださいと言われるのはこの「負の強化」をしてほしくないからです。

しかし、唸るということは犬にとってイヤだのサインです。
その嫌だのサインを無視して嫌なことしても我慢しなさいは理不尽ですよね。

であれば、ブラッシングが嫌じゃないものにしてあげた方がお互い幸せだということだと思いませんか?

負の弱化

行動したあとに今まであった刺激がなくなることでその行動を繰り返さなくなることです。

日本語的に難しくなってきましたか?

たとえば…
駐車違反で罰金を取られたので駐車違反をしなくなった。

持っていたお金が罰金という形でなくなるので「駐車違反」ということをしなくなったということです。

今まであったもの(お金)がなくなる。
だから、その行動を繰り返さなくなるということです。

罰金システムは、負の弱化を用いたものなんですね。

表裏一体の条件づけ

このように整理していくと視点が違うだけで分類が変わることがわかってきます。

たとえば…
「負の弱化」で書いた罰金ですが…
お金がなくなると思うのか、罰金が課せられたと思うのかでも分類は違います。

お金がなくなると思って、駐車違反する行動が減るなら「負の弱化」だし、罰金が課せられるから駐車違反する行動が減るなら「正の弱化」です。

また、リップを塗る行動が増えた要因が…
かさかさがなくなるからなら、「負の強化」だし、
ぷるぷる、つやつやになるからなら、「正の強化」です。

行動する側が行動した結果をどのようにとらえるかで感じかたも変わってきます。

トレーニングでは、「正の強化」を主軸にトレーニングした方がお互い気持ちがよいと思います。

ここら辺の詳しい内容を身に付けたいと思ったら「青木クラス」をおすすめしています。
じっくりしっかり教えていただける講座です。
ご興味があれば、青木愛弓先生にお問い合わせください。

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お知らせ

いよいよ夏前最後です。
お申し込みよろしくお願いいたします☺️

5/18 小金井公園でお散歩トレーニングを予定しています。

夏前最後のお散歩トレーニングになります。
皆さんのご参加お待ちしております。
詳細はFacebookのイベントページをご確認ください。
https://www.facebook.com/events/353110878630200/?ti=cl

参加申し込み、お問い合わせはメールにてお願いします。
メールアドレスは
smile2happiness@gmail.com 
です。

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