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1日1名言シリーズ#3 アンリ・ド・レニエ

いつも記事をご覧いただきありがとうございます。
Biz Craftです。
本シリーズでは世界の名言名句を筆者なりの見解を交えてご紹介していきます。

第3回目は、行動すべきタイミングの重要性を説いた名句です。

なお今回から簡単な人物紹介も加えていきます。
あまりにマイナーな人物ですと「この人誰ですか?」となりかねないので。


1.人物紹介「アンリ・ド・レニエ」

1864 - 1936
フランスの詩人,小説家。
オンフルール(北フランス)生まれ。
貴族の末裔に生まれ、外交官志望を断念し、詩作に転じる。造形美術的な詩法を学び、マラルメの火曜会の重要メンバーとなって音楽的な詩法を会得。高踏派と象徴主義派の混交であり、終局は新古典主義へと移行する。主な作品には詩「明くる日」(1885年)、「夢の中でのように」(1892年)、「水の都」(1902年)、「時の鏡」(’10年)、小説「深夜の結婚」(’03年)、「生きている過去」(’05年)、「恋のおそれ」(’07年)などがある。’11年アカデミー・フランセーズ会

コトバンクより

2.名言考察

人物紹介はコトバンクからそのまんま引用しました。
時短ということでお許しいただければと思います。

早速ですが筆者なりの考察をしていきます。

これは一言で表現するなら、「状況が好転するまでむやみに動くな」です。

一生懸命やっているのになかなかうまくいかない。
それよりか前より状況が悪化してきた。

こういう状況に陥ったときは、むやみに逃げず動かず何もしない方がかえってよいのです。

【灰の時】がまさにそうです。
いわゆるスランプ状態ですから、やることなすことすべてが裏目に出ます。
こういう時は何もしないで様子を見るに限ります。

【炎の時】は何もかも絶好調。
そのまま続けなさいというメッセージですね。


3.時の利を待つということ


私の転職経験に当てはめてしまい恐縮ですが、下手に動かず様子を見ることは大事なことです。

プロフにも匂わせていますが、私は転職回数が5回と平均より多い方です。

「あ、この会社終わってる。他へ移ろう。」
「社員を使い捨てしてる。ダメだ他へ移ろう。」

こんなありがちな理由でいつの間にか転職回数が増えてしまいました。
これはむやみに動いたからにほかなりません。

皆さん既にお気づきの通り、これはダメパターンです。
何がダメかというと、考え方が外的条件に支配されてしまっていたからなんです。

思うに物事はその人のとらえ方次第で、プラスにもマイナスにも変化します。

いかに外的条件が悪かろうと、解釈次第で天国にも地獄にもなるということです。

ですがもちろん精神的・身体的な被害を直接被っているような状況であれば、即刻逃げるべきです。
無理にポジティブ思考でいる必要はありません。

そこまで追いつめられていないようであれば、一度動くべきなのかそうでないのかを冷静に見極めてみてください。

その際のコツは自分で自分にツッコミを入れることです。

「この状況って、一般的には悪い状況だよね。でもやりようによっては解決できるレベルのことなんじゃないのかな?」

と、このようにすぐ逃げない問題解決に入るんです。
そうすれば下手に動くことによる被害を最小限に抑えることができます。

さっき何もしない方が良いと言ったのに、問題解決とは矛盾していないか?
そういう声が聞こえてきそうなので、一応補足しておきます。

本記事で強調しているのは、あくまでも時の利を待つということです。

結局のところ組織はどこへ行こうと問題だらけで、同じような問題が発生しています。

だから勢いで地の利を変えようとしても上手くいきません。
動くタイミングをただじっと待つことも重要です。

でもじっと待つ前にやるべきこと2つだけあります。

1⃣自分の思考習慣を変えること
2⃣逃げずに問題解決に立ち向かうこと

問題を作っているのは、実は自分自身の思考にほかならないのです。
だから逃げてもずっと同じ問題が追いかけてくるんです。

だから思考習慣を変えて問題解決する以外に突破口はありません。

それでもどうしても何も変わらないようであれば、その問題からは一旦離れてください。

恐らく自己のコントロール範囲外の力が作用しているはずですから、立ち向かうメリットは何もありません。

ひとまず何もしないで様子をみましょう。

ちなみにこのような考え方は転職以外の場面でも応用できますので、物事が停滞している時などに使ってみてください。

人生には「灰の時」と「炎の時」がある。
これがあると思うだけでも心が安らぐ気持ちになりませんか?

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