「やりたいことがある」と言う人は、すでにやれているかもしれないという話

夢を語る人が好きです。
周りにたくさんそういう人がいます。

夢を語る人のタイプは大抵2つに分けられます。

生き生きしているか、怒っているかです。

前者に関しては異論はないでしょう。

しかしながら、後者を見かけることがあるのです。課題解決型の夢を持っている人に多いです。「~をなんとかしたい!」という怒りをエネルギーに変えているんですね。

本題に入ります。

夢を語る人、すなわちやりたいことがあると言う人は、「自分が何をやりたいかを分かっている人」と言い換えることができます。

自分の好き嫌いを分かっているのです。

だから、これまでの日常でやりたいことを選択できている可能性も大きいです。

ただし、この「選択できているやりたいこと」は、「どちらかと言うとやりたいこと」くらいのイメージでとらえた方が良いかもしれません。

70%やりたいことという感じでしょうか。

多分、――本当にこれは経験則でしかないのですが――、そもそも70%やりたいことを見つけられる人なんて、ほんの一握りでしょう。

70%やりたいことをやれていたら万々歳なのかもしれません。

しかし、やりたいことがあると言う人は、残り30%のもやもやを我慢できないのです。

私がそうだからよく分かります。

逆にやりたいことが見つからない人の気持ちはよく分からないのですが、やりたくないことへの耐性があるのかなと想像します。

やりたいことがある人は、そうはいきません。

やりたいことを自覚するということは、やりたくないことを自覚するということでもあるのです。

もう、元には戻れません(笑)

やりたいことがある人は、そういった不可逆性を楽しみながら前進していけば良いのではないでしょうか。
私はそうします。