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今年も1年お世話になりました。

noteを書き始めて1ヶ月程度ですが、年末のご挨拶の時期になりました。まずは、今年1年、皆様にはたいへんお世話になりました。

ブログは2005年ぐらいからワードプレスで構築しているオフィシャル・ウェブページに書いていますが、どうやらnoteの方が使いやすい。というか、更新頻度も上がるのではないかと思い、まず、noteの方に記事をアップしています。同じ内容のものをオフィシャル・ウェブページの方にも上げるようにしていますが、場合によってはnoteだけの記事もあるかもしれません。こちらは「言いたい放題」なので。

さて、コロナ禍も3年目を迎えました。
今年の夏以降は少し行動制限も緩和されましたが、それでもコロナ前のように人にも会えず、あまり活発な活動は行えませんでした。

特に農協さんとの仕事は、農協さんが組合員さん(農家)に気を使い、コロナ対応も厳し目なので、あまり現場に足を運ぶことはできませんでした。

この仕事は現場に出向き、話を伺い、調べて議論することを繰り返すことで、本質を見つけて、より良い提案するものです。情報量が少ないと的確な提案をすることが難しくなります。情報はインターネットや雑誌、新聞などからも入手しますが、現場での取材で得られるものが新鮮です。しかし、ガセネタも多いので見極めが重要です。

経営というのは、技術だけでどうにかなるものではありません。特に農業の場合、国や地域の政治力によって状況が大きく変わります。今年は、グローバルな情勢の変化に現場も振り回された年になりました。そして、状況変化のスピードはとても早く、数ヶ月で全く違う環境に置かれることも珍しくありません。

農業経営は自然や動物、植物を扱うため、急ハンドル、急ブレーキ、急加速ができない産業です。いくら環境が急変したからといって、すぐに対応を打てるものではありません。どうしても数ヶ月、数年先のタイミングまで判断を待たなければならないことがあるのです。

ですから、今の状況を冷静に観察し、中長期的な変化を予測することが欠かせません。周りのみんながやっている。というのが一番危ないのです。

数年後に生き残るために、今、何をやるべきか。

情報を集め、関係者と議論する機会を作らなければなりません。

私も19年前の創業時には、そんなことは考えていませんでした。
技術でどうにかする。と思って身を立てたのですが、農業経営にとって技術は手段です。必要とする技術は目的によって変わります。今は、目的、すなわち存在意義をしっかりと考えなければならないときだと思います。

国際情勢が不安定で、日本の政治や経済も不安要素を多く含んでいます。来年は今年以上に変化の年になると思います。今までと同じということはあり得ません。

みなさんと前向きで深掘りした議論をする機会をどんどん作りたいとおもいます。

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