選択的夫婦別姓について考えた週末
こんにちは、事務局メンバーのMaikoです。
30代を目前に、友人との会話の中身が変わってきたなと思うこの頃。人生経験が増え考えること、目に見えることが増えてきたのだなと感じています。
今日は、周りでも聞こえるようになってきた「事実婚」について、最近見たドキュメンタリー番組から感じたことを書こうと思います。
夫婦別姓といえば、昨年の「最高裁、夫婦別姓認めず」、戸籍法の規定は合憲という判決のニュースを目にした方が多いのではないでしょうか。
私の周りにも「事実婚」を選んだ友人がいます。身近な人が夫婦別姓を選んだことで、より一層気になることが増えました。そんな中で紹介してもらったのがこちらの番組。
「夫婦別姓 “結婚”できないふたりの取材日記」 (NHK)
男性の姓になりたくない女性を理解し、彼女の姓に変えて結婚しようとしたら男性側の両親が「勝手に名字を変えたら親子の縁を切る」と激怒。現在の日本の法律では夫婦別姓で結婚する選択もできない。家族や法律と向き合うお二人の2年半をありありと記録したドキュメンタリー番組でした。
ドキュメンタリーを通じて、日本の夫婦同姓の背景・歴史や世界との違い、「事実婚」で得もられる権利・得られない権利(例:婚姻費用の請求ができる、財産分与ができる、離婚時の生まれた子どもはどちらか一方しか親権を持てない)などを学びました。
私は自分が生まれた時に与えられた姓にアイデンティティを感じながらも、結婚して別の姓を経験できることにも楽しみを感じていたため、事実婚という選択肢を考えたことがなく、事実婚とはなにか、すら理解できていなかったように感じます。
「選択的夫婦別姓」が認められる未来を望むものの、私は日本の現状を理解できていませんでした。なぜ現状の制度では困る人たちがいるのか、それは事実婚で解決できない制度的な問題があるからだ気づくことができました。
とはいえ、乗り越える壁は人それぞれ。制度だけではない
これまでの人生、価値観、家族の想い・・・悩みや乗り越えるべき課題は十人十色で、「こうすればいい」と決めきれるものではないと強く感じました。
私にできることは数多くないかもしれませんが、選択的夫婦別姓を望む方々の想いに耳を傾けることは続けていきたいなと思いました。
実際に伺ったお話しはまた次の機会に・・・