見出し画像

【7/17 男性の育児休暇について語る MEET UP イベントレポート】

令和3年6月に育児・介護休業法が改正されたことを受け、7月17日に「男性の育児休暇について語るMEET UP」を開催しました。

募集開始時は、このテーマで人が集まってくれるか不安でしたが、蓋を開けてみれば現在育休中の男性、育休経験済みの女性、未婚の方、企業の人事担当者など、様々な立場の方たちに参加いただくことができました。参加者の皆さんありがとうございました。

1.「男性育休のリアル」
育休中のパパから一日の様子をシェアいただき、育休取得前の準備、上司、同僚の反応、育休中に仕事は気になるかなど、経験者からしか聞けない内容に参加者も興味津々でした。「夫婦ともに育休を取得すると家計面での不安はある」、「この時間を使って新たな挑戦や勉強も少しずつ始めている」、「自分が長期の育休を取り、妻が早期に仕事復帰することができた」など、多くの質問やコメントが寄せられました。

2.勤務先の育休の現状
制度はあるものの社内で浸透していない、数値目標を定めたが実態はお寒い、職種によって長期に現場を離れられないなど、率直な対話を通じて未だ課題が多いことが浮き彫りになりました。「(女性は出産や体力的な問題で選択肢があまりないのに対し)男性は期間を自分の意思で決めている。ハッとした」という男性側の気づきもあったようです。

3.男性育休の理想的な在り方
最後は理想の状態を議論し、各自のネクスト・アクションを考えていただきました。
「育休とるのが当たり前の社会にしたい」「ジェンダーに関係なく育休が取得できるとよい」といった意見が寄せられ、「社内で育休座談会やる」、「会社の会議で今日の気づきを共有します」、「目から鱗な内容が多く、夫にも育休取得してもらえるよう、話し合いたい」など、今後の進展に期待が持てるアクションが次々と示されました。

参加後のアンケートでも、「普段なかなか聞けない男性育休取得者の経験がリアルに聞けたので。一気に解像度が上がった」、「他の会社の状況や、自分に子どもができたときにどうすればいいのか考えるきっかけになった」、「これからの自分の生き方の選択肢が増えました」などの肯定的な反応を頂き、主催者としても嬉しくなりました。大きなイベントだと話しづらい内容も、少人数のMEET UP形式で率直に語り合えたのがよかったのだと感じました。

Lean Inは、女性が前に一歩踏み出すことを支援するのが団体のミッションとなっています。男性の育休取得が促進されれば自動的に女性が前に踏み出せるわけではありませんが、女性の職場復帰や家事・育児負担の軽減に繋がっていくかもしれません。
今後も男性育休の動向に注目し、Lean In Tokyoでもディスカッションを続けていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?