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「ストレッチを教えて欲しい」とやってきたトレーナーにストレッチを一切やらなかった話

スポーツトレーナーカレッジの校長兼任パーソナルトレーナーのリーンボディズです。こちらのブログはフィットネスの世界で働く方、働きたい方、NESTA等パーソナルトレーナー資格をお持ちでスキルアップ、キャリアアップを考えている方向けに書いてます

パーソナルトレーナーの寺子屋の塾生からの相談で、「ストレッチを教えて欲しい」と申し出がありどんなストレッチが知りたいのか話をしていくと・・・

・反り腰気味のお客様が腰痛ありで、それを改善する方法がないか?

・巻き肩、猫背気味なので姿勢を改善するためのストレッチはないか?

こんなニュアンスの相談でした。

腰痛を改善したいから○○しましょう・・・という決まったものはありません。腰痛の原因がどこからきているのだろうと想像することから始める必要があります。

反り腰だから・・・と仮に見立てた場合、反り腰になっているのはなぜか?を考えないといけません。たとえば、体重支持ポイントがずれている。こんなケースではストレッチは必要ありません。正しい体重支持ポイントを教えるだけです。

猫背なんです・・・という方を見て、本当に猫背で巻き肩になっている人は1割くらいです笑 多くは、胸を張ろうとして肩甲骨を引きすぎていたり、胸椎がまっすぐのケース。今回に相談のトレーナーさんもどちらかというとその傾向でした。

 呼吸法と肋骨の動きの誘導。それによる胸椎部の弯曲をナチュラルなものに近づける。肩甲骨をその人にとっての自然ポジションでモビリゼーションを行う。

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この辺りで脊柱のナチュラルカーブが獲得でき、肩甲骨が正しい位置に来て周囲の筋肉の緊張が取れているはずです。

10分くらいの施術(本人が動いただけで私は指示だけですが)だったかと思いますが、本人の感想は「立っているのがむちゃくちゃ楽です」とのことでした。

 つまり、ストレッチを教えて欲しいとの相談だったのに、ストレッチを一切やらなかったというオチです笑

原因は何か?どうなればその問題が解決するか?つまりアプローチの目的が先にきて、そのためにこれを試してみよう、あれを試してみよう・・これでうまく行かなければ別の・・・というふうに考えるのが普通かと思います。

実はそんなに難しいことをしなくても目的が果たされることってあるんですよ。

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