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メンタルの病気はこうやってなる。うつ、強迫性障害の経験談を語ります。その3

その後、なんとか大学には通っていましたが、大学での居場所も見つからず、授業も頭に入らず、不安だらけで全く楽しくない毎日を送っているうちに、とうとう大学を辞めることを決めました。

もちろん親や祖父母の反対を受けましたが、「夢を追いかけたい」と言ってなんとか説得し退学届を提出しました。

その時自分の中では、もう釣りのプロを目指すという気持ちはほとんどありませんでしたが、大学も辞めてしまったし自分にはもうこの道しかないと言い聞かせ、近くの自転車店でアルバイトをしながら時間があれば釣りに行ったり、雑誌や動画、ネットなどでプロになるための情報集めをひたすらしていました。

一見周りからすれば夢を追いかけて充実しているように見えるかもしれませんが、自分自身は楽しくもない釣りに出掛けて、必死で情報を集めて、アルバイトをする毎日。そして帰ってくるのは今まで学生時代を過ごしてきた環境とは違う祖父母の家。毎日なんのために生きているんだろうと思いながら過ごしていました。

この辺りから漠然とした不安感と焦燥感が大きくなり、アルバイトでもミスばかりしてうまくいかず、甘いものを毎日食べるようになり、タバコを吸うようになってしまいました。胃痛や頭痛に悩む日も増えてきました。

そのような生活を1年半ほど続け、やはりこのアルバイトと環境は自分にはあっていないと思い。離婚してから弟と2人で暮らしていた母と一緒に相談して3人で元々住んでいた家の近くに住んで母が働いていたレストランで働くことになるのですが、事態は徐々に悪化していくこととなります。

その4に続く...

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