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性別変更後に凍結精子で生まれた子と,,,,, AYA世代の未受精卵子凍結保存

🍎🩸りんごいくらは最近このような記事を読みました。

参考:性別変更後に凍結精子で生まれた子と親子関係認める 最高裁 | NHK | ジェンダー

記事読むと大変そうですね、赤ちゃんは無事に生誕なさったのね、おめでとうございます!
今回この凍結精子の記事に目を留まったのがなぜかというと
私は未受精卵子凍結保存をしたことがあるからです。ここで9年前のお話をします。

こんにちは!りんごいくらです🍎
私は2015年25歳に急性前骨髄球性白血病AML:M3(APL)を再発して、自家造血幹細胞移植(自家移植)をしました🏥🩸🍎

Q,1 自家造血幹細胞移植(自家移植)とは
患者さん自身の造血幹細胞をあらかじめ採取・保存しておき、大量化学療法施行後に自身の造血幹細胞を輸注する(もどす)治療法です。 造血幹細胞を大量の抗がん剤に暴露させないことで、通常よりも大量の化学療法の投与を可能にします。
また、大量の化学療法による副作用の1つに、男性女性共に妊孕性を喪失します。その移植前処置をする前に女性は未受精卵子凍結保存、男性患者は精子凍結保存をすることができる場合も、ある。
と担当医から説明を受けました。

わたしは退院すると早期閉経になって月経は止まって、子どもを産めなくなるの、母親にはもうなれないの、がっかり,,,
しながらそれよりも!緊急休職してしまった会社に戻りたい🏃長期入院治療と自家移植を受け乗り越えて、がん細胞をキレイに消して退院して、元気になって復職したい!という一筋の気持ちを持ちながら、入院化学療法を受けました。
(AYA世代の悩みあるある、進学 休学 就活 休職 結婚 出産etc,,,)

AYA世代とは、Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に、思春期(15歳~)から30歳代までの世代を指しています。AYA世代は、多くの人にとって親から自立したり、生活の中心が家庭や学校から社会での活動に移行したりしていくなど、大きな転換期を迎える時期でもあります。このような時期にがんと診断されると、心身にさまざまな影響を受けることがあります。また、成人のがんに比べて情報が少なく見つけることが難しいなど、不安を抱く人も少なくありません。

参考:がん情報サービス AYA世代とは  https://ganjoho.jp/public/life_stage/aya/about.html

将来子どもをもつことについて、がんの治療前に考えてみましょう
がんの治療の進歩によって、多くの若い患者さんもがんを克服できるようになってきています。そして近年では、将来自分の子どもをもつ可能性を残すための方法の一つとして、卵子や精子、胚(受精卵)を凍結保存する「妊孕性温存」という選択肢も加わってきました。まずは、がんの治療を受けることが大前提ですので、必ずしも希望通りにならない場合もありますが、将来子どもをもつことを望むのか、治療前に考えてみることも大切です。

引用:がん情報サービス 妊孕性とは https://ganjoho.jp/public/support/fertility/index.html

白血病入院中の悩み

退院後の人生を考えて、未受精卵子凍結保存をするか、せんのかとぐるぐる悩みました。
当時は彼氏おらん私の卵子に意味あるのかな😥、もしも回復して恋人ができたら💕、凍結卵子のことを話して、付き合いを断られたら🙅‍♂️..どうしよう…😣

そこで担当研修医が一生懸命に不妊・体外受精の治療専門医を探してくれました。
研修医:りんごいくらさん、不妊治療専門医を探したよ、4院あるよ🗒
私:4院も。北九州市、大分県、博多、天神,,,天神なら電車でここからいけるね🚃、〇〇先生、じゃ玉子を冷凍する!
研修医:玉子ではなくて卵子の凍結ね。主治医と教授に伝えるね。

うん!
この件で…悩んだあげく、助けてくれたのはほぼ同世代の研修医でした👩‍⚕️

(入院中に3ヶ月毎に担当になった研修先生3名)

そして休薬期間に専門医院へ通院し、自分の未受精卵子11個を凍結保存してもらうことができました。
その後に白血病の自家移植を担当医師、看護師さん、医療助手さんと一緒に乗り越えておかげさまで退院しました。
私の凍結卵子は毎年凍結依頼書をクリニックへ送っています。(今は秘密😗)

引用:聖マリアンナ医科大学病院 小児・AYA世代の妊孕性温存療法の方法について https://www.marianna-u.ac.jp/hospital/about/special/aya.html

独りごと:小児・AYA世代がん患者たちは妊孕性と向き合うのも治療なのです。がん治療の間合いのある患者によりけりです。
また、2021年度から手厚いサポートが増えています、小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業👏私の時2015年はAYAサポートが未だ無いない時期でしたので、今なら助成が入るからいいですね。
また、この妊孕性に関する技術は向上し、AYAがん患者サポートに留まらずに、少子化に向け一般社会人にも適応され拡がるのかもしれないな。

小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業

引用:https://www.j-sfp.org/ninnyousei-outcome/

                            ちゃんちゃん

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